レビュー
どんな“防水構造”なのか――「F703i」:「F703i」の“ここ”が知りたい(1)
スタイリッシュなデザインながら、しっかりとした防水性能を持っているF703i。その浸水対策は、これまでの防水ケータイとはちょっと違うアプローチになっていた。
質問:防水はどうなっているかもっと見たい
IPX7/IPX5相当という本格的な防水性能を持ったF703i。どのように浸水対策を行っているのか、気になるところだ。送話部/受話部、そして着信音などのスピーカーにはそれぞれ防水膜を貼ってある。各端子の開口部は、左側面の充電とイヤフォンの2カ所。いずれもフタの裏側にゴムリングを使ったパッキンが備えられており、端子に直接浸水確認シールを貼っている。
ではバッテリー部はどうだろうか。裏面のバッテリーカバーは、通常の端末と同様のものだが、外すとさらに金属製の“ドア”が現れる。このドアの左側のツメを起こしながら開けると電池パックが現れる構造だ。
「SO902iWP+」や、auの「G'zOne W42CA」のように大がかりなロックではなく、2重構造にすることによって、さりげない外観に仕上げている。
advertisement
質問:スピーカーはどこにあるのか
IPX5(12.5リットル/分の直接噴流を3分以上当てても問題なく動作)という防水仕様をクリアするためか、外側には“穴”が開けられていない。メインディスプレイの上、受話用スピーカーの隣に着信音用のスピーカーが配されている。
端末を閉じた状態でも、一般的な端末と聞こえ具合は変わらない印象だった。
※今回の検証は、発表会で展示されたデモ機で行っており、製品版では仕様が変わる可能性もあることをご了承いただきたい。
関連記事
お風呂も雨も水洗いもOK──富士通の防水ケータイ「F703i」の中身
“防水に見えない防水ケータイ”として注目を集める富士通の「F703i」。お風呂や土砂降りの雨の中でも使えるのはもちろん、水洗いもできてしまうこの端末の防水技術が公開された。お風呂で使える防水音楽ケータイ──「F703i」
防水FOMAの第2弾となる富士通製の「F703i」が登場。30分水に浸けても壊れない防水仕様で、おサイフケータイやWMA(Napster To Go)にも対応する。写真で解説する「F703i」
お風呂で使える音楽携帯として登場した「F703i」。従来の防水携帯のようなアウトドアっぽいイメージを消し去ったデザインが特徴だ。「D703i」「F703i」「P703i」、2月2日発売
NTTドコモは2月2日から、厚さ9.9ミリの超薄型ストレートモデル「D703i」、お風呂で使える防水ケータイ「F703i」、“非対称パネル”デザインが特徴のデコメケータイ「P703i」を発売する。2画面、香り、防水、ワンセグ、極薄など10機種――ドコモ春モデル発表
NTTドコモが2007年の春モデル10機種を発表。ワンセグ対応の「BRAVIAケータイ」や、タッチパネル搭載2画面ケータイのほか、703iシリーズとして防水/アロマ/極薄モデルなどが登場した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.