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2006年、最も売れたケータイは? au編2006年 年間携帯販売ランキング(2/2 ページ)

2006年下半期に始まった番号ポータビリティ。その後の純増数で大幅な躍進を見せたauで、最も販売数を伸ばした端末は何か。2006年総合および2006年下半期の売れ筋TOP10を紹介していく。

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ガク割・安価・簡単・ジュニア。1X端末も高いニーズが

 auのWIN端末は型番命名ルールが年次別に繰り上がるのが特徴で、2006年はW4xとなる。2006年の年間ランキングの顔ぶれを見ると、やはりW4xの型番を持つ端末が順当に入っている。

 一方、ラインアップは少ないものの、Axxxxの型番を持つCDMA 1X端末もそれに負けないニーズがある。1X端末は、東芝製の「A5517T」が総合2位、三洋電機製の「A5518SA」が総合5位、京セラ製の「A5521K」が下半期3位、Pantech製の「A1406PT」が下半期8位に入った。

 auは2006年秋冬モデルに13機種を投入したが、1X端末はそのうち1機種。1X端末の占める割合は少なくなってきてはいる。しかし1X端末は、安価・簡単操作を特徴とする端末や子ども向けの“ジュニアケータイ”など、広い範囲のユーザーをターゲットにできる機種をラインアップし、家族向けを中心にそのニーズは高かった。学生向けの割引サービス「ガク割」が適用できることも大きいだろう。

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 ちなみに2007年春モデルでauは、三洋電機製の「ジュニアケータイ A5525SA」「Sweets cute」や、その親向けという位置付けの東芝製「A5523T」、計3機種の1X端末の新モデルを投入する。2007年1月末に発売されたA5523Tは2月現在、週別ランキングの8位に位置するほど、好調の売れ行きを見せている。


2007年発売の1X端末。左から「ジュニアケータイ A5525SA」「Sweets cute」「A5523T」

音楽、ワンセグ、FeliCa、薄型、簡単

 2006年の売れ筋携帯における人気キーワードは、音楽・ワンセグ・FeliCa・薄型・シンプル&簡単だった。

 従来より音楽機能に定評のあったau端末は、ウォークマンケータイW42Sという特徴的な音楽携帯はじめ、2006年au秋冬モデルの多くに、音響メーカー ヤマハの音源チップを搭載し、「DBEX」という音質補正技術を備えた。2007年の春モデルもそれは継続される。

 2007年2月現在、販売ランキングの首位を走るのは京セラ製の薄型端末「W44K」(2006年11月末発売)。でか文字・でかキーなど5つの“でか”を採用する東芝製の「W45T」は、簡単さをアピールするWIN端末という位置付けで下半期9位に入っている。薄型・シンプル&簡単さを特徴とする端末は、購買層が厚く広いだけにそれだけニーズがあり、販売数も伸ばすことが伺える。

 ワンセグも、2006年の下半期から2007年にかけて望まれる機能となった。年間ランキングには入らなかったが、下半期は日立製作所製の「W43H」(下半期5位)や三洋電機製の「W33SA II」(下半期10位)が顔を出したほか、2006年の冬商戦ではW43Hのほか、ソニー・エリクソン・モバイル製の「W44S」などが好調だった。

 2007年の春モデルでauは、一気に8機種(うち、1機種は2006年冬モデルの色追加版)もワンセグ端末を投入。大画面&高精細の液晶という今後ニーズが高まりそうな性能も含め、現在トレンドの機能を持つラインアップを大幅に強化し、乗り換えや買い換えを促進させたい考えだ。


2007年の春モデル。左から「MEDIA SKIN」「W52T」「W51SH」「W51CA」「W51SA」、「W51K」「W51H」「W51T」「W51P」「W51S」

2006年 週別販売ランキング一覧

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