検索
ニュース

2006年上半期、最も売れたケータイは? au編

音楽&ウォークマン、EZ FeliCa、ワンセグ、3Mピクセルカメラ、スリムデザインなど多彩な特徴を持つ端末を多く投入した2006年上半期のKDDI。その中で人気を得た端末は何か、2006年上半期の販売ランキングをチェックしていこう。

PC用表示 関連情報
Share
Tweet
LINE
Hatena

“ペンギン”ケータイ「W41CA」、圧倒的な強さを見せつける

順位 製品名
1 W41CA
2 W41S
3 A5517T
4 A5518SA
5 W33SA
6 W32T
7 W41SA
8 W32H
9 A5515K
10 W41K
この記事では、マーケティング会社GfK Japan調べによる全国3500店舗の量販店(家電量販店、カメラ販売店、PC専門店)のPOSデータを集計し、モデル別のランキングで紹介しています。

 2006年上半期で最も人気を得た端末は「W41CA」だった。2006年2月10日に発売された本端末は、集計が始まった2月第2週の販売ランキングから18週連続でトップを獲得し、2位以下に圧倒的な差をつける形で上半期の王者に輝いた。

 なお上半期の最終週となる6月第4週には、同週初登場の2006年夏モデル「ウォークマンケータイ W42S」に1回だけ首位を奪われたが、次週、再度首位を奪い返している。発売時は2万円弱とやや高めの価格設定だったが、夏モデルが登場したことで値下げが行われ、薄型/EZ FeliCa対応/回転2軸ボディ/2.6インチワイド液晶/ペンギンFlashなど、今、望まれる機能をバランスよく実装する本機への人気がさらに加速した印象だ。2006年後半の番号ポータビリティ導入に伴いauがどれだけ「本気」の端末を出してくるかにもよるが、W41CAは2006年のベスト端末という声が早くも上がっている。

 一方、auの2006年夏モデルは発売時期の関係で上半期のランキングには大きく影響していない。こちらは下半期および年間のランキングでどのような結果となるか注目することにしたい。

 W41CAに続いて、2位に「W41S」、3位に「A5517T」、4位に「A5518SA」、5位に「W33SA」が入った。

photo
「欲しい携帯は必ずauにある」と謳われたauの2006年春モデル

 W41SはEZ FeliCa/EZ・FMなどの機能を備え、A5517Tはシニア向けの簡単ケータイ、A5518SAは薄型ボディにEZ・FMなどを実装するエントリー向け1X端末、W33SAは2005年12月に発売したワンセグ対応端末であり、昨今の携帯機能へのニーズを如実に表した結果となったことが分かる。上半期のトップ10には入らなかったが、かつてINFOBARW11Kを手がけたデザイナー深澤直人氏によるau design projectの第5弾端末「neon」も2回の2位入賞を含め計9週ランクインし、スクエア&薄型&プレーンなデザインの端末へ多くの人気が集まったことも示している。

 そして薄型・FeliCa・ワンセグ以外、例えば1X端末は、学生ユーザーにとって人気の割引サービス「ガク割」(基本使用料と通話料・Cメール送信料が50%オフ/他社携帯電話・PHSへの通話料が20%オフ)が適用できるため「1X端末でなければ困る」というユーザーも多く、上半期ランキングにはCDMA 1X端末は3モデルがランクインした。

 夏モデルでは1X端末を「A5521K」1機種しか投入しなかったKDDIだが、現1X端末を所持する学生やシニアユーザー離れを懸念し、WIN端末向けの料金プランにも同様の割引サービスを適用できるようになるかもしれないという予想もできる。2006年下半期は、10月の番号ポータビリティ制度の開始に伴い、auもユーザーニーズに沿った「本気」の端末を投入し、かつ料金プランや割引サービスの強化も忘れずに行ってくれることに期待したい。


*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***

2006年上半期、最も売れたケータイは?


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る