伝説の名機「StarTAC」の新モデルが韓国に登場
Motorola koreaが、SK Telecom向け端末「StarTAC III」を発表した。韓国で伝説的な携帯電話となっている「StarTAC」シリーズの新モデルだ。
Motorola koreaが発表したStarTAC IIIは、“世界最初の折りたたみ型携帯電話”として名高い「StarTAC 7760」の後続モデルだ。StarTAC 7760は、1996年に韓国市場に登場後、誰もが持ちたがるあこがれの端末となっていた。
その後、デジタル方式対応機や、「StarTAC 2004」(2004年)など後継モデルが発表されたが、StarTAC 7760の人気は衰えず、2000年ごろに生産終了するまで多数の販売成績を記録した。中古市場には今でも出回っている。
約2年ぶりのシリーズ新作となった「StarTAC III」について、Motorola Korea社長であるキル・ヒョンチャン氏は「『StarTAC III』はオリジナルStarTAC(StarTAC 7760)に惜しむことのない声援を送ってくれた、韓国ユーザーへのお礼として、韓国限定で特別に制作されたモデル」と述べている。
StarTAC IIIのデザインは、端正なブラックカラーをはじめ、曲線になっている端末先端部分、若干張り出したヒンジ部分、開け閉めする際に「カチャリ」となる感触などが特徴だ。「一代目StarTACの持つ、“高級”“洗練”というイメージを、そのまま受け継がせた」(Motorola Korea)という。
対応キャリアは韓SK Telecomのみで、新たに音楽再生機能を搭載した。また「外部ライティング」機能は、本体表面の発光部が3種類のカラーで光り、端末を閉じたままでも不在着信やメール受信を知ることができる。このほかGPSも内蔵し、位置情報から友人や恋人同士の居場所を探せる「友だち探し」サービスを利用できる。
ディスプレイは2インチの26万色表示TFT液晶で、カメラ機能はなし。サイズは幅48.5×高さ89×奥行き19.6ミリ、重さは92グラムだ。販売は3月初旬からで、価格は29万7000ウォン(約3万7000円)となる。
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