圧倒的な“高機能”が心地いい──ハイエンド機「911T」の実力に迫る(前編):東芝「911T」レビュー(4/4 ページ)
3インチのワイドVGA液晶+ワンセグ+Bluetooth+HSDPA+1Gバイト内蔵メモリ+PCサイト/ドキュメントビューア+S!FeliCa……多彩な機能を厚さ17.9ミリのスリム&スライドボディに詰め込んだ注目のハイエンド端末が東芝製の「911T」だ。早速その実力を検証していこう。
PCドキュメントビューアはWord、Excel、PowerPointといったオフィスドキュメントやPDFデータの閲覧が可能で、90度ごとの回転表示および縦/横向き、拡大/縮小表示をサポートする。もちろん本機の高解像度表示に対応するので、A4サイズで作成された文書、例えば鉄道会社のWebサイトによくある時刻表PDFデータの細かい文字列も全体表示のまま内容が読めるほどだ。S!GPSも高解像度のディスプレイを活かした情報量の多い地図表示が行える。
このほか、ワイドのディスプレイをより日常的に、かつ便利に活用しようという試みとなる“ミニツール”も便利である。
ミニツールはPCでいうガジェット/付箋紙アプリのようなイメージで利用できる機能で、ディスプレイのワイド化により縦方向に余白ができた部分へ、メモ内容やスケジュールといった情報を別途表示しておけるもの。「ニュースと天気」「メモ帳」「スケジュール」「英会話とっさのひとこと」「くーまん」「SKY」などから選択でき、このほか“ミニフォト”ツールで撮影した写真を表示させるものも用意する。メモ内容やスケジュール、ニュース以外に、英会話のフレーズをランダムに表示させたり、カメラで撮影した画像などをアニメーション表示させることが可能であり、熱烈なファンが多い“くーまんの部屋”も常時表示できるのは涙モノである。
もちろんワイドディスプレイを情報表示優先で利用することも考慮されている。待受画面、メール閲覧、メール作成画面などではワイド表示設定をオンにすることで、ミニツールを非表示にし、画面いっぱいに表示に利用できるようにもなっている。
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