iアプリで簡単モバイルバンキング──ドコモ、みずほ銀、三井住友銀が「iアプリバンキング」開発
NTTドコモは、みずほ銀行と三井住友銀行の協力を得て、モバイルバンキング向けの共用プラットフォームiアプリ「iアプリバンキング」を開発した。携帯から簡単操作でモバイルバンキングを利用できる。
NTTドコモは、みずほ銀行と三井住友銀行の協力を得て、モバイルバンキング向けの共用プラットフォームiアプリ「iアプリバンキング」を開発した。ドコモは同アプリを、今後発売予定の「904iシリーズ」以降、標準搭載する予定。サービスも904iシリーズの発売と同時に開始する。
iアプリバンキングは、取引銀行の残高照会や入出金明細の照会、振込を携帯電話のiアプリから簡単操作で行えるようにするもの。既存のモバイルバンキング用iアプリでは、顧客番号と第1暗証番号を入れ、さらに第2暗証番号を入れる必要があったりと手順が多い場合があるが、iアプリバンキングでは、初期登録をしておけばパスワードだけで簡単にアクセスできるという。アプリには金融機関が2つまで登録できる。
操作画面にも、自由にメニューを呼び出せるスライドメインメニュー、ボタン押下の回数や情報入力を軽減したユーザーインタフェースを取り入れることで、利便性の向上を図った。なおおサイフケータイアプリへのチャージ機能などは、現時点では搭載予定はないという。
サービスの対象となるのは、iアプリバンキングに対応する金融機関を利用しており、モバイルバンキングの利用申込みをしているユーザー。みずほと三井住友以外の銀行の参入については、「やりたいというところがあれば対応を検討する」(広報部)としている。
iアプリバンキングの対応機種は、904iシリーズ、903iシリーズと「D703i」「F703i」「P703i」「SH703i」「SO703i」。
なおドコモ、みずほ銀行、三井住友銀行の3社は今後も、携帯電話を利用したさまざまな金融サービスの開発・検討を行うとしている。
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