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ドコモ、中国向けベンチャーキャピタルファンドに約12億円出資
ドコモは、中国向けのデジタルメディア技術関連ベンチャーキャピタルファンドに日本円で約12億円を出資すると発表。同分野での有力企業との協業の可能性を探る狙い。
NTTドコモは5月15日、中国のデジタルメディア技術関連分野におけるベンチャー企業を投資対象とするベンチャーキャピタルファンド「Gobi Fund II, L.P.」に1000万米ドル(2007年4月末時点換算で約12億円)を出資すると発表した。
Gobi Fund II, L.P.は、中国企業を対象とする投資運用会社 Gobi Partners, Inc.(英領バージン諸島法人)が設立したキャピタルファンド。募集金額は1億2000万米ドル(同、約144億円)で、運用期間は10年。投資対象は、中華人民共和国のデジタルメディア技術関連分野。
ドコモは同ファンドへの出資を通じ、成長余力の大きい中国の移動通信周辺産業分野への投資を通じて相応のリターン獲得を目指すとともに、同分野での有力企業との協業の可能性を追求したい考え。
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払込時期は未定(ファンドに必要な資金を払込通知に基づき、払込)。出資形態は、同社などの出資企業はGobi Fund IIへ出資。ファンド運営会社のGobi Partnersが投資運用する。
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