レビュー

写真で解説する「X02HT」(2/2 ページ)

厚さ13.9ミリのスリムなストレートボディに、QWERTYキーボードを搭載したHTC製スマートフォン「X02HT」。PDAスタイルとは異なる、ケータイらしいWindows Mobile機の使い勝手とはどんなものだろう。

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 Windows Mobile 6 Standard Editionは、より“携帯電話”に特化したプラットフォームで、そのインタフェースは従来のWindows Mobileなどと少し違っている。例えばスタートメニューを開いてもメニューバーは登場せず、画面全体が切り替わって登録アプリを表示。設定画面もアイコンではなくテキストベースで表示し、セットアップウィザードの様に「進む」「戻る」という画面遷移が徹底されている。

 もちろん、それぞれの設定画面やアプリケーションになるとメニューバーやプルダウンメニューが登場するため、Windows Mobile共通の操作感が失われているわけではない。これまで国内で発売されたWindows Mobile端末はタッチパネルによる操作が前提であったため、片手での操作に難があった。Windows Mobile 6 Standard Editionを搭載するX02Hであれば、より携帯電話に近い使い勝手でスマートフォンを活用できるかもしれない。

待受画面にあたるホーム画面。最近使ったアプリが画面上部にならぶ(左)。スタートメニューはメニューバーが表示されるのではなく、画面ごと切り替わる(中央)。設定画面などではテキストベースに(左)
インタフェースのテーマは変更可能(左)。Windows Mobile 6になり、内蔵メモリだけでなく外部メモリの暗号化が可能になった(中央)。単体でのWindows Updateにも対応する(左)
「JOGGR」の設定画面。タッチセンサーのため自分にあった設定値にしないと、少し使いづらい(左)。スタートメニューの「メッセージ」フォルダには、メールなどコミュニケーション機能が用意されている(中央)。メールソフトは「メール」(Outlook互換)とS!メール用アプリの「SoftBankメール」を内蔵。Windows Live Messenger(右)や、Windows Live用のソフトも標準搭載
内蔵ブラウザの「Internet Explorer Mobile」もバージョンアップ。HTMLレンダリングを高速化し、Ajaxへの対応を深めた。3月末にテクニカルプレビュー版をリリースした「Deepfish」のような、ズームイン/アウト機能はなく、表示モードは従来通りの3パターン
スタート内の「エンターテイメント」フォルダにマルチメディア機能が用意されている(左)。ご存じWindows Media Playerで動画や音楽を再生する(中央)。オーディオマネージャはプレイリストを管理するソフト(右)
カメラ/ビデオレコーダは本体側面の[カメラ]キーからも起動できる。縦に構えても横長に撮れるのが新鮮だ(左)。撮影可能な最大解像度は1600×1200ピクセル(中央)。撮った画像や映像の管理は「画像とビデオ」フォルダで行う
内蔵のオフィスツール(左)、端末の無線モードを切り替えるコミュニケーションマネージャ(中央)、スケジュール画面も縦位置のままで横レイアウト(左)
デバイス情報とバージョン情報

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