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カメラもハイエンドに進化した“AQUOSケータイ 3rd model”、その写りはどう?──「912SH」荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(2/3 ページ)

今まではワンセグがメインで、カメラ機能はやや劣っていたソフトバンクモバイルのAQUOSケータイ。しかし“第3世代”として登場する「912SH」は、AF付きの320万画素CCDとワイドVGA対応の3インチディスプレイ、HSDPA、横向き用UIなどの特徴を備えて大きく進化した。というわけで“写り”はどうか、そして、カメラでどう“遊べる”かなどを早速チェックしていこう。

 では恒例の、黄色い象のすべり台から作例をチェックしていこう。


黄色い象のすべり台

 シャープ端末らしいきれいな絵だ。レンズはややワイド気味で、ディテールもけっこうしっかり出ている。先日チェックしたドコモの「SH904i」と写りの傾向は似ている(カメラレビュー参照)。


黄色い象のすべり台(縦位置)

 続いて縦位置を。この状態でディスプレイを回転して横向きにすると、自動的に800×480ピクセルのサイズになる。中央部を横長に切り出しているのが分かるだろうか。感覚としてはデジタルズームしたみたいな感じかな。

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黄色い象のすべり台(800×480ピクセル)

 この仕様は、望遠系でさっと撮りたいときに便利かもしれない。800×480ピクセルでデジタルズームをかけるとこのくらいは撮れる。


800×480ピクセルでデジタルズーム

 なお、そのままだと明るく撮れすぎてしまう傾向もみられた。そのため、-2の明るさ補正をかけて撮っている。

 次はあずまや。


あずまや

 中央部が暗いせいもあり、派手に露出オーバーになってしまった。いくらなんでもこれはオーバー過ぎかと。中央にある暗部(あずまやと緑)を明るく撮ろうとしたのだと思われるが、以前のモデルではここまで極端なことはなかった。自動露出のプログラムをどこか変更したのだろうか。

 では青空の作例を。

青空(同位置でカメラの角度を変えて撮影)

 この2つは同じ位置からの青空撮影だが、1枚目で露出オーバー傾向が出たため、2枚目は煙突が中心になるよう上を向けて撮っている。ここまで違う(笑)。まあ、撮影レスポンスが速くなったので、1枚撮って明るすぎると思ったら、明るさを-1にして撮り直す習慣をつけるといいかもしれない。

左:明るさ補正なし、右:明るさ補正-1

 屋外編の最後はマクロ写真を3枚。


マクロ撮影

 猫の作例は屋外ながら日陰でやや暗い場所だったが、思ったよりしっかり撮れていた。これは感心。

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