自分らしく、あなたらしく──fanfun. 815Tの名に込めた“女性目線”の真意:開発陣に聞く「fanfun. 815T」(2/3 ページ)
女性が欲しいと思う端末をとことん追求──。ベースカラーを12色、そして全108種類ものコーディネートパネルと、QRコードだけで内部デザインを自動変更できる新たな仕掛けを用意して登場する“フルコーディネートケータイ”が「fanfun. 815T」。どう“コーディネート”できるのか、そしてそのこだわりは。東芝のfanfun. 815T開発チームに聞いた。
パネルを“専門”に担当するチームを用意
ただし、これだけの数のパネルをそろえるのは容易なことではない。
同社はまず、fanfun, 815Tのプロジェクトグループ内にパネルを専門に担当するチームを作った。さらにファッションスタイルを10前後に分け、そのセグメントごとに担当デザイナーと相談を重ねながら、バリエーションを増やし、テーマも絞り込んでいったという。
「プリントや素材にこれだけバリエーションがあれば、いろいろな楽しみ方ができます。例えばプリントパネルを季節に合わせて変えるのもいいし、バッグや小物に革素材パネルを合わせることもできますね」(東氏)
特に革素材は、ファッションとコーディネートして安っぽくならないよう、本物の質感にこだわったという。
コーディネートが“面倒にならない”よう、使いやすさにも注力
「最初からこういうデザインだったかのように見える、自然な形を目指しました」(東氏)
ファッションや気分に合わせて頻繁に交換できるように、パネルの取り付け方法を工夫した。背面下部のロックを指で外すだけパネルを簡単に交換でき、パネルを取り付けると本体と一体化する。そこに、デザインを崩すような余計な留め具類は一切使っていない。
さらに、その使いやすさにもこだわりを込めた。テーマの2つ目に掲げた「メールの打ちやすさ」を実現するため、大きく、凹凸のある形状のキーを採用。そして、パネルに合わせて待受画面やメニューのユーザーインタフェース(UI)をコーディネートする際に、ワンタッチでダウンロードから設定まですべて行える、本機専用の「携帯デコ」機能も用意した。
この[携帯デコ]キーを押し、パネルに付属するQRコードをカメラで読み込むだけで待受画面やメニューUIが一変する仕組みが新しい。
「この操作だけで、パネルのトーンに合った待受画面やメニューが自動的に設定されます。本体の内蔵メモリがいっぱいになれば、自動的にmicroSDに保存されるようにもなっています」(村中氏)
パネルの着せ替え方法だけでなく、そのパネルに合わせた画面デザインのコーディネートも面倒な操作なしに楽しめるのも「女性目線」に立った考えから生まれた“ならでは”の工夫だ。
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