年会費9万9000円の価値はある? 最上位クレカ「Olive Infinite」と「Visa Infinite」の違いと持つべき人(1/2 ページ)
Visaの最上位ランクとなる「Oliveフレキシブルペイ Visa Infinite」の提供が開始された。先行する「三井住友カード Visa Infinite」と年会費は同額だが、Olive版には強力な銀行口座特典が付帯する。年間700万円以上の決済で年会費が実質無料になるため、資産状況や口座の利用環境に合わせて選びたい。
Visa最上位の「Infinite(インフィニット)」ランクのクレジットカードがまた1つ登場した。それが5月26日に提供が開始された「Oliveフレキシブルペイ Visa Infinite(以下、Olive Infinite)」だ。
一般申し込み可能なカードとしては国内初として、2025年9月30日に「三井住友カード Visa Infinite(以下、Visa Infinite)」が登場したが、新たな「Olive Infinite」はこのカードとどう違うのか。また、それぞれのカードがどのような人に向いているのかについて紹介する。
Visaの最上位ランク「Infinite」の特典 初年度は10万ポイントが得やすい
まずInfiniteランクのカードの特徴について説明しよう。Visa InfiniteとOlive Infiniteの両カードの年会費は9万9000円。正直かなり高額だが、それに見合う「経済価値」と多彩な「体験価値」が用意されている。
経済価値では、入会&利用特典として入会の3カ月後末までに100万円以上のカード利用で10万円分のVポイントが獲得できる。2年目以降は継続&利用特典として、前年の利用額が年間400万円以上なら4万ポイント、年間700万円以上なら11万ポイントが得られる。これらの新規入会や継続利用特典は、三井住友カード史上最高額となる。
次に体験価値では、毎月4回以上を目安に会員限定イベントを開催。Visaスポンサーシップを活用したスポーツプログラムでは、例えば「FIFA ワールドカップ 26」の特別観戦チケットの販売や、日本代表のスペシャルイベントへの招待を予定している。
Infiniteランクのカードだけのオリジナルイベントでは、人気店での特別なダイニングイベントやアート作品のガイドツアー、コンサートの特別席の用意、アスリートとの交流など、多彩なイベントを提供する。
この他、旅行やレストランなどの予約を24時間365日依頼できるコンシェルジュサービスが利用可能。IHGホテルズ&リゾーツのメンバーシッププログラムで無料宿泊などの特典が受けられる他、世界1700カ所以上の空港ラウンジが利用できる「プライオリティ・パス」の「プレステージ」会員プラン(年会費469ドル)で、空港ラウンジが回数制限なく無料で利用できる。
美術館やシェアラウンジの無料チケット、映画館の割引など、日常で利用できる特典も用意されている。主なプレミアムサービスを下の表にまとめたので参考にしてほしい。
Visa InfiniteとOlive Infiniteの年会費は高額だが、カードの利用額次第ではその分をポイントでカバーできる。それでいて、お金では買えない特別な体験を、カードを持つことで経験できるところが魅力だ。
Olive Infiniteは銀行口座特典が特徴
このようなInfiniteランクの特典に加え、Olive Infiniteでは三井住友カードが三井住友銀行と共に提供する「Olive」のサービスや特典も用意されている。
Oliveは三井住友銀行口座や三井住友カードでのカード決済、ファイナンス、オンライン証券、オンライン保険などの機能を、1つのアプリ上でシームレスに組み合わせた総合金融サービス。提供されるカードは、クレジット、デビット、ポイント払いを切り替えられる「フレキシブルペイ」機能の他、キャッシュカードの役割も備える。
Olive Infiniteの銀行口座特典として、ネットバンキングサービス「SMBCダイレクト」の他行あて振込手数料と、コンビニATMの手数料が月10回まで無料になる。そして給与・年金受取で200ポイント、対象のコンビニATM手数料1回無料、Vポイントアッププログラム+1%還元、月末時点の円預金・外貨預金の残高が1万円以上で100ポイントの4つの「選べる特典」の中から3つを選択できる。
Olive/Visa Infiniteのクレカ積立で最大6%還元も
Olive Infinite の提供と共にOlive上でサービスを開始した「Olive資産運用サービス」を利用して条件を達成することで、Olive Infiniteの年会費が無料になる他、SBI証券のクレカ積立のポイント付与率が通常最大4%のところ、最大6%まで上乗せされるメリットもある。
クレカ積立のポイント付与率は年間のカード利用額に応じてアップする。基本の1%に加え、年間300万円以上の利用で+1%、500万円以上で+2%、700万円以上で+3%となり、最大4%付与になる。ただし、前述の年会費無料とクレカ積立のポイント付与率2%の上乗せ特典を受けるためには、三井住友銀行の円普通預金残高とSBI証券残高いずれも500万円以上で、かつ両口座の残高の合計額が5000万円以上とかなりハードルが高い。
5月26日からVisa Infinite会員でも、Oliveアカウントを保有してOlive資産運用サービスを利用し、上記の条件を達成した場合に、クレカ積立のポイント付与率が2%上乗せされて、最大6%になる特典が適用されることになった。
なお、Olive資産運用サービスでは、資産管理アプリ「マネーフォワードME」で資産を見える化し、SBI証券での資産運用をアドバイザーがサポートしてくれる。チャットや電話、対面、オンラインと相談方法が選べ、Olive Infinite会員には資産状況や要望などを踏まえて専門家チームが編成されるなど、特別な対応が用意されている。
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