新機種、ハイエンド、安価、それともシニア向け?──夏休みに売れる携帯の傾向:携帯販売ランキング(7月30日~8月5日)(2/2 ページ)
8月に入り、携帯夏商戦は終盤。携帯各社の夏モデルもあと数機種の登場を待つのみとなっている。ほぼ出そろった新機種で何が人気か、注目のあの機種は何位か。早速、今回の販売ランキングをチェックしていこう。
「W52SH」が連続首位、「W54T」が大幅躍進──依然、ワンセグ携帯への人気が高い
前回、すべて2007年の夏モデルが占めるauの販売ランキング。今回の首位は前回と変わらず、シャープ製のワンセグ端末「W52SH」が獲得。連続首位記録を「4」に伸ばした。
続いて、東芝製の“ほぼ全部入り”ハイエンド端末「W54T」が登場2週目で大幅躍進。前回の10位から、一気に2位へ上がった。3位はカシオ計算機製の防水ワンセグ「W52CA」、4位は三洋電機製のソリッドデザインワンセグ「W52SA」、5位は京セラ製のシンプル&スリムデザインの「W44K II」が入った。
なお、2007年夏モデルのワンセグ端末7機種は順当にTOP10入りし、依然好調の様子。また、夏休みに入り、親向けや子ども向けなども含めてシンプルな端末へのニーズが増えたのか、W44K IIが伸び傾向を見せている。
8月2日から一部エリアで発売されたカシオ計算機製のデジカメケータイ「EXILIMケータイ W53CA」は、5日までの集計となる今回のランキングには入れなかった。次回以降、全国で発売された本機は何位あたりに付けてくるか注目しておきたい。
「FULLFACE 913SH」が首位を獲得──夏モデル登場も終盤に
長らく上位に大きな動きがなかったソフトバンクモバイルのランキングだが、8月に入って少しずつ変化が見られるようになってきた。
今回の首位は前回の4位から大躍進、登場2週目のフラットスライド+ワンセグの「FULLFACE 913SH」が獲得した。前回、ようやく「705SH」から首位を奪った“AQUOSケータイ 3rd model”「912SH」の天下は残念ながら1週だけで潰えてしまった。
さて、今回ランクインしたソフトバンクモバイルの2007年夏モデルは4機種。この数は“全部ランクイン”するauはもちろん、6機種のドコモより少ない。未発売の機種はまだあるものの、夏モデルにやや勢いがない印象を受ける。最近はFULLFACE 913SHが登場して少し活気が出たが、それ以前は上位に912SHがある程度だった。
というわけで今週は、8日から“フルコーディネート”携帯「fanfun. 815T」、11日からワンセグ+HSDPA+ステンレスボディのスリムハイエンド「912T」が登場する。次回以降、これら東芝製端末がどれだけランキングを賑やかしてくれるだろうか。
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