Nokia、オンライン音楽・ゲームサービスを発表
Nokiaが、オンラインサービス「Ovi」ブランドを発表。サービスには音楽販売サービスやゲームも含まれる。
フィンランドNokiaは8月29日、インターネットサービス「Ovi」を発表した。Oviはフィンランド語で「ドア」の意味。PCおよび対応するNokia端末からアクセスでき、Nokiaの各サービスのほか、ソーシャルネットワークやコンテンツへの窓口となるという。Nokiaのサービスには、ナビゲーション・地図サービスの「Nokia Maps」のほか、同日発表の音楽配信サービス「Nokia Music Store」やゲームサービス「N-Gage」が含まれる。今後数カ月のうちには、さらに新たなサービスをOviブランドに追加する計画だという。
Nokia Music Storeでは、楽曲やアルバムの購入のほか、「お勧め」機能やジャンル別のプレイリスト機能を利用できる。購入した楽曲は、PCとNokia携帯間で移行が可能。フォーマットは192KbpsのWindows Media Audio(WMA)で、価格は1曲当たり1ユーロ、アルバムは10ユーロから。月間10ユーロの会費制サービスもある。代金の支払いには、クレジットカードやPayPal、プリペイドカードなどが利用可能。この秋、欧州の主要市場でサービスの提供を開始し、数カ月以内にアジアへも展開予定。
ゲームサービスのN-Gageでは、対応端末からゲームを直接購入・プレイできるほか、「N-Gage Arena」で友人などと対戦することが可能。無料デモのダウンロードやレビューの確認もできる。ゲームの購入代金は、クレジットカードのほか、通話料金と合わせて支払うこともできる。米Electronic Artsの「EA SPORTS FIFA 08」や「The Sims 2 Pets」などが利用できるほか、Gameloft、カプコン、VivendiなどもN-Gage用のゲームを製作中。Nokia Publishingからは、3Dパズルゲーム「Snakes Subsonic」や「Bounce Boing Voyage」などのゲームが登場する。N-Gageサービスは、11月から提供開始予定。
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