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シーメンスとソフトバンクモバイル、HSDPA対応M2M通信モジュール「HC28」発表
シーメンスとソフトバンクモバイルは10月1日、全世界で利用可能なM2M通信モジュール「HC28」を発表した。販売はシーメンスが自社ブランドで行う。
シーメンスとソフトバンクモバイルは10月1日、GSM/W-CDMA/HSDPAネットワークに対応し、全世界で利用可能なM2M通信モジュール「HC28」を発表した。販売はシーメンスが自社ブランドで行い、ソフトバンクモバイルはネットワークのみを提供する。
HC28は、GSMクワッドバンド、UMTS(3G)およびHSDPA(最大3.6Mbps)に対応した国際ローミング対応の通信モジュール。ローミング利用が可能な通信モジュールは、国内では初めての供給となる(シーメンス調べ)。国内だけでなく、海外の3G/GSMネットワークでもそのまま利用可能で、国際物流管理や既存国内サービスの世界展開などにも容易に対応可能になる。データ通信だけでなく、音声通話やSMSも利用可能だ。
なおこのHC28は、世界のM2M通信モジュール市場で約35パーセント(世界第1位/2007年5月Gartner調査)のシェアを持つシーメンスがユーザーに直接販売するため、シーメンスから技術的な支援なども得られるという。
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型番 | シーメンス無線モジュール(HC28) |
---|---|
メーカー | シーメンス |
対応ネットワーク | GSM/W-CDMA/HSDPA |
外形寸法(幅×高さ×厚さ) | 約34×50×4.5ミリ |
重量 | 約10グラム |
電源 | 3.2~4.2ボルト |
対応OS | Windows XP、Windows Mobile |
消費電力 | 電源断時:50μA、HSDPAデータ通信時:平均970mA以下 |
外部接続端子 | RFアンテナ、オーディオ(アナログ×1)、USB(フルスピード)、シリアル |
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