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3.9G、4G時代のネットワーク構築を効率的に――ソフトバンクの技術がITU-Rで標準化
ソフトバンクテレコムとソフトバンクモバイルは、両社が共同開発した「時間・空間電波伝搬推定法」技術が、ITU-Rで標準化されたと発表した。この技術を利用することで次世代高速通信を展開する携帯キャリアは、より効率的なネットワークシステムを構築可能になるという。
ソフトバンクテレコムとソフトバンクモバイルは2月1日、両社が共同開発した次世代移動通信対応の「時間・空間電波伝搬推定法」技術が、国際電気通信連合無線通信部門(ITU-R)で標準化されたことを明らかにした。同技術はITU-R勧告「P.1816」として発行された。
時間・空間電波伝搬推定法は、無線通信における電波伝搬の基本特性である「電波の到来角度」と「電波の到来遅延時間」を推定する技術。電波伝搬特性を高い精度で推定できることから、市街地から郊外まで都市構造が異なるさまざまな環境下で効率よく携帯電話サービスを提供するのに役立つという。また、同技術に準拠した「次世代移動通信対応電波伝搬推定システム」や「セル設計システム」が実用化されることで、効率的な移動通信ネットワークシステムを構築可能になる。
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