回転2軸ボディにタッチパネルと光TOUCH CRUISER搭載──「SH906i」
ドコモの906iシリーズの中で唯一、タッチパネルを搭載したのがシャープの「SH906i」だ。またポインティングデバイスのTOUCH CRUISERも光センサー式に進化し、使い勝手が向上している。
ドコモの主力端末ラインアップの中で、常に上位の人気を獲得しているシャープ。その最新モデル「SH906i」は、回転2軸ボディにタッチパネルディスプレイを採用した意欲作だ。米Appleの「iPhone」やPRADAとLG電子が共同開発した「PRADA Phone by LG」のような、端末の表面全体がタッチパネルのモデルではなく、日本のケータイユーザーが慣れ親しんだダイヤルキーや十字キーでの操作と、タッチパネルの直感的な操作を融合させている。ボディカラーはBlue、White、Pink、Blackの4色。
メインディスプレイはフルワイドVGA(854×480ピクセル)表示に対応した3インチのNewモバイルASV液晶で、表面がタッチパネルになっている。タッチパネルは、ディスプレイを表にして端末を折りたたんだときに有効になる仕様で、タッチパネルが使えるシーンでは横向きのタッチ操作専用メニューを表示。メールの閲覧やワンセグ、フルブラウザ、データBOX、カメラなどを、画面に触れて直接操作できる。
ポインティングデバイスとして「SH904i」から搭載しているTOUCH CRUISERは、静電式のパッドから光センサー型に変わり、決定キーに内蔵された。端末を開いている状態では、基本的に十字キーとこの光TOUCH CRUISERで操作を行う。従来は親指を十字キーから離して操作する必要があったが、光TOUCH CRUISERなら携帯電話を操作するときの“ホームポジション”のままカーソル操作ができる。
カメラ機能は有効約520万画素と、906iシリーズ中トップクラスの解像度に進化。画角は35mmカメラ換算で29mm相当と広角のレンズを採用し、被写体との距離が近くても広い範囲が写せる。もちろん静止画は6軸手ブレ補正や被写体ブレ補正をサポートするほか、顔認識AFも搭載した。
このほかBluetoothを搭載した点も特筆すべきポイントだ。ワイヤレスでのデータ転送や、ワンセグや音楽の音声を楽しめるのはもちろん、HIDプロファイルもサポートするため、Bluetoothキーボードの使用も可能。別途、PC用の大きなキーボードでメールの文章やURLを入力できる。「SH905i」や「SH905iTV」で好評だった、ドルビーモバイルも引き続き搭載し、ワンセグや音楽を臨場感あふれるサウンドが楽しめる。
機種名 | SH906i |
---|---|
サイズ(幅×高さ×厚さ) | 49×112×18.6ミリ |
重さ | 約135グラム |
連続通話時間 | 3G:約215分(テレビ電話:約100分)、GSM:約195分 |
連続待受時間 | 3G:約565時間(静止時)、GSM:約290時間 |
アウトカメラ | AF付き有効約520万画素CMOS(6軸手ブレ補正、被写体ブレ補正) |
インカメラ | - |
外部メモリ | microSDHC対応(別売り、最大8Gバイト) |
メインディスプレイ | 3インチ(480×854ピクセル)約1677万7216色NewモバイルASV液晶 |
サブディスプレイ | - |
ボディカラー | White、Black、Pink、Blue |
主な機能 | FOMAハイスピード(HSDPA)、GPS、ワンセグ、着うたフル、うた・ホーダイ、WMA、WMV、国際ローミング(3G/GSM)、エリアメール、iチャネル、おサイフケータイ、メガゲーム、直感ゲーム、Bluetooth、IrSimple ほか |
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