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移動局実車両でスーパー3G速度の体験、モバイル放送からバッテリーまで近未来の技術も──NTTドコモブース:ワイヤレスジャパン2008(2/2 ページ)
ワイヤレスジャパン2008のNTTドコモブースは、真っ赤な装いと新ロゴとともにスーパー3G、モバイル放送、夏モデル新機種、法人向けソリューションなど多岐に渡る展示を行う。
2011年のアナログテレビ停波後にサービス展開を図るのがモバイル放送「ISDB-Tmmモバイルマルチメディア放送」。ドコモとフジテレビ、伊藤忠商事、スカイパーフェクトコミュニケーションズ、ニッポン放送の5社は合同会社とする「マルチメディア放送企画LLC合同会社(MMBP)」を設立し、高品質な映像ストリーミングサービスを展開したい考えだ。同様のサービスはクアルコムとKDDIが共同出資する「メディアフロージャパン」やソフトバンクが出資する「モバイルメディア企画」もサービスの展開を画策する。
ISDB-Tmmは自動的にコンテンツをダウンロードして蓄積していくことで受信環境に影響せず利用でき、通信機能と連携した各種データ(番組表データなど)も取得可能。放送波で万一受信できなかったコンテンツの一部を通信で補完する仕組みや地上デジタル放送(ワンセグ)など、ほかのISDB-T方式との技術共有も可能である点などを強みとする。
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