第2回 バッテリーの“持ち”は少し心配──そのため充電環境の確保も重要:クルマで使う「iPhone 3G」(1/2 ページ)
iPhone 3Gは音楽・動画再生といわゆる“インターネットマシン”機能、そして携帯電話機能を備える多機能端末。ただ、あれこれ使っているとバッテリーがすぐなくなってしまうのが弱点の1つだ。これはクルマでの利用時も当てはまるが、幸いクルマには充電できる設備がある。というわけで、クルマ用充電機器をいくつか試してみた。
「iPhone 3G」のバッテリーは、使い方にもよるが決して長く持たないのはご存じのとおり。今回のテーマであるクルマの利用においては、通話のためにBluetoothを有効にし、音楽を再生し、要所で何らかの検索をするためにWeb通信や地図表示、そして時にはカメラも使う。やはり1日持たすのは難しく、クルマで外出するのであれば車内に充電機器を前もって準備しておくと安心できる。
クルマでは、DC12ボルトのシガーライターソケットから電源を得るのが最も手っ取り早い。カー用品店や家電量販店のケータイ周辺機器コーナーに行けば、シガーライターソケットから給電するタイプの携帯充電器がいくつも見つかるだろう。iPhone 3G用にはiPod用端子(Dockコネクタ)のアダプタが付属するUSBケーブル型などが応用できる。シガーライターソケットから家庭用のAC100ボルトに変換するコンバータを利用する手段もあるが、iPhone 3G用としては大げさでやや値も張るため、今回は見送った。
ただし、製品によっては「このアクセサリはiPhoneでは動作しません。充電には対応していません」と表示され、充電できないものがあるのには注意したい。第4世代のiPod用として数年前に購入した、Dockコネクタ用端子直付けの巻き取りケーブル型シガーライターソケット充電器が使用できなかった。
ちなみに、充電器においては家庭用のACアダプタを利用する際にも汎用品が使えない場合がある。家電量販店などで売っている1000円ほどのUSB型汎用携帯充電器を所持する人も多いと思うが、手元にあったこれら汎用充電器がほとんど全滅。単三形のニッケル水素バッテリーを用いるソニー「CP-3H2K」などの汎用ポータブル充電器も使えなかった(後日試したら使用できました)。
付属する「Apple USB 電源アダプタ+Apple DockコネクタUSBケーブル」は当然だが大丈夫、「Apple コンポジット AV ケーブル付属の充電器+汎用のUSB-Dockコネクタケーブル」も大丈夫。ただ、第4世代のiPodに付属した、やや古いIEEE1394接続タイプの充電器が使用できなかった。Apple標準の充電器であれば大丈夫というわけでもないようだ。
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