データ通信のMVNO、ようやく夜明けか──日本通信製端末が初ランクイン:PHS&データ通信端末販売ランキング(2月2日~2月8日)(2/2 ページ)
ウィルコム端末は新機種登場を間近に控え、順位が大きく変動。データ通信端末は日本通信の「b-mobile3G」対応端末が初めてランクインした。
日本通信の「b-mobile」端末が初めてランクイン
データ通信端末のランキングは前回から大きな変動はないが、1つ見慣れない端末が初めてランクインした。
首位はHSDPA 7.2Mbps通信対応のUSBスティック型端末「D12LC」が初めて獲得した。続いて2位に「D02HW」(USB型/HSDPA 7.2Mbps通信対応)、3位に「D21HW」(USB型/HSDPA 7.2Mbps、HSUPA 1.4Mbps通信対応)、4位にNTTドコモの「L-02A」(USB型/HSDPA 7.2Mbps対応)、5位に「D11LC」(USBスティック型/3.6Mbps通信対応)が入った。
今回初めてランクインを果たしたのは、日本通信の「b-mobile3G hours150」。同サービスはNTTドコモのMVNOとして展開するもので、ZTE製のUSBスティック型データ通信端末と最大150時間分の通信接続権をセットにした製品である。サービスエリアが広いドコモのFOMA網を利用でき、利用する分だけ使えるプリペイドスタイルのため、月額利用料やいわゆる年数縛り(分割購入分なども含む)がない特徴から、ビジネスユーザーなどを中心にニーズがかなり増えてきているという。
MVNOといえば、この日本通信がドバイi-mate製スマートフォンサービスをドコモのMNVOで法人向け展開を予定するほか、先ごろウィルコムがドコモのMVNOとしてデータ通信サービスを提供するという報道もあった。そしてソフトバンクモバイルは、イー・モバイルのMVNOとして定額データ通信サービスを3月上旬に開始することを表明し、さらに同社はUQコミュニケーションズのMVNOとしてモバイルWiMAXサービスの参入も検討するなど、ここ最近、かなり話題が豊富だ。これらの展開次第で、イー・モバイルとドコモがほぼ独占するデータ通信端末のランキングも大きく変わってくるかもしれない。
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