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日本通信、KDDIのMVNOに:レイヤー3の相互接続で合意
日本通信とKDDIがレイヤー3の相互接続で合意。日本通信は、KDDIの3Gネットワークを相互接続で利用する初のMVNOとなる。
日本通信は6月3日付けで、KDDIの3G網を使用したMVNOサービスを提供するためのレイヤー3相互接続について、KDDIと合意したと発表した。これにより日本通信は、KDDIの3G網を相互接続で利用する初のMVNOとなる。
両社はレイヤー3による相互接続を9月までに実現できるよう協力する方針。接続料金の水準は、帯域幅10Mbps当たりの月額料金がおおむね1250万円、契約者回線当たりの月額基本料がおおむね90円となる。
日本通信はウィルコム、ドコモとレイヤー2の相互接続で合意しており、両社のネットワークを利用したMVNOサービスを提供中。ドコモとは以下のような水準の接続料で合意している。
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帯域幅10Mbps当たりの月額料金 | 契約者回線当たりの月額基本料 | |
---|---|---|
レイヤー2 | 1267万1760円 | 110円 |
レイヤー3 | 1441万4934円 | 110円 |
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