ウィルコム、「THINK キッズ PROJECT」立ち上げ――子ども用端末「nicoハート」発売
ウィルコムが、ケータイと子どもの安心を考える「THINK キッズ PROJECT」を開始。ハートフルサポートの適用範囲を拡大し、小学生以下の子ども向けケータイ「nicoハート」を発売する。
ウィルコムが6月17日から、ケータイと子どもの安心を考えるプロジェクト「THINK キッズ PROJECT」を開始すると発表した。
このプロジェクトは、PHSの持つ省電力性や低電磁波という安心・安全につながる特性を妊娠中の女性や小さな子どもを持つ親に訴求するもので、対象ユーザーに合った商品やサービスを提供する。
このプロジェクトの一環として、新ウィルコム定額プランを月額2200円で利用できる「ハートフルサポート」の適用範囲を拡大し、従来の満60歳以上のシニアや心身に障がいのある人、医療・福祉機関に勤務する人に加え、妊娠中の女性と学生以下の子供を持つ人も適用対象とする。このサービスに申し込むと割引開始から6年間、新ウィルコム定額プランを月額2200円で利用できる。
サービス開始は6月17日を予定しており、申し込みはウィルコムプラザ、ウィルコムサービスセンター、ウィルコムストア、ウィルコム取り扱い店舗の店頭で受け付ける。申し込みにあたっては、母子健康手帳、子どもの健康保険証、パスポートなど、子どもの生年月日が記載された確認書類が必要となる。
6月26日からは、子どもとその母親が2台合わせて利用することで、2台セットの月額料金を2967円にするプランの導入を予定しているという。この2967円は、ハートフルサポート適用時の新ウィルコム定額プランの2200円と、複数割引サービスと長期割引を適用した「安心だフォン」(通話相手先限定サービス)の767円を足した金額となる。
子ども向けケータイ「nicoハート」発売
ウィルコムは、7月3日から小学生以下の子ども向けケータイ「nicoハート」を発売する。6月26日からオンラインショップの「ウィルコムストア」で予約受付を開始する。
nicoハートは、Eメールやブラウザ、カメラ機能を非搭載とした子ども向けの通話専用端末。あらかじめ登録した電話番号からの着信のみを可能とする「着信制限」機能を備え、通話相手先限定サービス「安心だフォン」に契約することで、あらかじめ登録した3カ所にのみ発信できるようにも設定できる。ISO22196に準拠した抗菌加工が施され、受信専用の赤外線通信は登録したパスワードを入力することでのみ機能する。
価格はW-VALUE SELECTの一括購入の場合で1万8240円となり、「W-VALUE」割引の適用で1万8240円が割り引かれることからユーザーの実質負担は0円となる。
「管理者ロック」対応端末を「安心だフォン」として利用可能に
ウィルコムは6月26日から、管理者ロック機能を装備した「WX330K」と「WILLCOM LU」を、安心だフォンとして契約可能にする。
管理者ロックは、(1)アドレス帳に登録されている番号のみ発着信を許可するなどの発着信の管理(2)メールの使用やWeb接続など通信の制限(3)microSDメモリカードの使用禁止など、外部への情報流出や情報書き換え防止(4)不要な機能の利用制限 などの機能を利用でき、親が子どもの成長に合わせて端末の機能を制限することが可能だ。
管理者ロック機能を備えた2機種を、あらかじめ登録した3カ所までの電話番号に発信できる「安心だフォン」の対応端末とすることで、各種制限を施した端末を子ども用端末としてリーズナブルな料金で利用可能になる。
ウィルコム位置検索サービスが最大3カ月無料に
ウィルコムは6月26日から9月30日まで、ウィルコムのPHSや携帯電話、PCなどから家族の居場所を確認できる「ウィルコム位置検索サービス」のキャンペーンを実施。キャンペーン期間中に申し込んだ人は、登録月から最大3カ月間、初期登録料525円と月額利用料315円が無料になる。
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