Firefox OSは3カ月ごとにアップデート──Mozillaがリリースサイクルを説明
Mozillaが、WebベースのモバイルOS「Firefox OS」のアップデートを3カ月ごとに行い、セキュリティアップデートは6週間ごとに実施するというリリースサイクルを発表した。
Mozillaは7月19日(現地時間)、WebベースのモバイルOS「Firefox OS」のリリースサイクルについて説明した。
新機能追加などのアップデートは3カ月ごとに、セキュリティアップデートは6週間ごとに行うという。
Mozillaは同じGechkoベースのWebブラウザ「Firefox」は、デスクトップ版は6週間ごとに、モバイル版は4~8週間ごとにアップデートを公開している。
Mozillaは、モバイルOSはWebブラウザと異なり、ユーザーだけでなく、提携するOEMや通信キャリア、プロセッサメーカーの要件にも対応する必要があるため、ブラウザよりも長い間隔のサイクルになると説明する。それでも「私の知る限り、既存のモバイルOSでは最もアグレッシブなリリース戦略だと思う」とリリース管理マネジャーのアレックス・キーブル氏は語る。
具体的な次期アップデートの日程は明示していない。現行の公式版のバージョンは、7月2日にリリースされた1.0.1だ。
一般向けのFirefox OS搭載端末としては、7月2日に中国ZTE製「ZTE Open」がスペインで発売された。ZTEの他、ソニーモバイル、Alcatel Mobile Phones(中国TCL Communication Technologyと仏Alcatel-Lucentの合弁企業)、中国Huawei、韓国LG Electronics、台湾Foxconn Technology Groupが製造を発表しており、日本ではKDDIが発売する予定だ。
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