ソフトバンク、知的障がい者を支援する「アシストスマホ」サービスを開発――2014年に提供予定
ソフトバンクは9月17日、知的障がい者の社会生活を支援する「アシストスマホ」サービスを開発したと発表した。シャープ製スマホ「シンプルスマホ 204SH」の一機能として、2014年3月以降に提供する予定。メールや地図案内などの機能を搭載する。
ソフトバンクモバイルは9月17日、知的障がいがある人の社会生活をサポートする「アシストスマホ(仮)」サービスを発表した。シャープ製Androidスマートフォン「シンプルスマホ 204SH」に専用ソフトウェアをダウンロードして使用する機能で、2014年3月以降に無料で提供を開始する予定だ。
アシストスマホで提供する専用サイトには、ユーザーの保護者や支援者などが端末にアクセスして端末設定やサポートできる機能を搭載する。主な機能は3つで詳細は以下の通り。
アシストメール機能
利用シーンに応じた定型文やアイコンをタップすると、簡単にメール本文が作成できるアシストツール。
アシストナビ機能
目的地までの徒歩ルートを検索すると、カメラを使った実風景の中に、AR(拡張現実)技術で目的地までのルートを矢印で案内する。
みまもるフェンス機能
「みまもるフェンス」設定で場所と時間を設定すると、指定した時間に該当エリアに到着したかどうか、あらかじめ登録した保護者や支援者のメールアドレスに通知する。
このほか、ユーザーの習熟度に応じたホーム画面の変更や利用するアプリの選択などもリモートで行える。アシストスマホサービスは、2013年の障害者自立支援機器等開発促進事業に採択されており、9月18日から開催する第40回国際福祉機器展で同サービスの内容を紹介する。
ソフトバンクはサービス提供にあたり、就労支援機関や障がいのある人を積極雇用している企業と協力し、ユーザーやその家族が安心して利用できる環境作りに取り組んでいくという。
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