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スマホでの文字入力を使いこなそう―――AQUOS PHONE/ARROWSシリーズ編今日から始めるAndroid(2/2 ページ)

ケータイからの乗り換えユーザーにとって最大の難関でもある文字入力。今回はAQUOS PHONE/ARROWSシリーズを例に文字入力の基本を紹介する。

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独自機能とATOKの相乗効果が期待できるARROWSシリーズ

 ARROWSシリーズは日本語入力システムに定評のある「ATOK」を採用する。最初に起動すると、キーボードの上から文字を手書きで入力できる「上書き手書き」がオンになっているので、手書き入力をしないなら画面左上のアイコンをタップしてオフにしておこう。文字の切り替えは「あA1」をタップして行う仕様だ。

初回起動時の文字入力画面。「上書き手書き」がオンになっており、キーボードの上から手書きで入力できる(写真=左)。画面左上のキーボードをタッチしているアイコンをタップするとオフになる(写真=右)
「あA1」をタップすると、英語入力(写真=左)、もう一度タップすると数字入力のテンキーに切り替わる(写真=右)
絵文字のキーをタップすると、顔文字や絵文字が表示される(写真=左)。「記号」キーをタップすると、記号が表示され、画面右上の↓のアイコンをタップすると全画面で一記号の一覧が表示される(写真=右)

 ARROWSシリーズの大きな特徴は、キーボードサイズの変更が直感的に行えることだ。キーの上部にある三角のアイコンを上下に動かすと高さを、キーの上部の両端を左右にドラッグすると幅を調整できる。

キーボード上部の中央にあるアイコンを上下にドラッグするだけで自由に高さを変えられる(写真=左)。キーボード上部の左右をドラッグすれば、右寄せ、左寄せといった調整が行える(写真=右)

 また、キーの右上にあるメニューアイコンを長押しすれば、サイズ調整に関する設定をすばやく起動できるのも便利だ。

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バーを隠せば、不用意にキーのサイズが変更されるのを防げるだけでなく、文字入力のスペースが広くなる

 手書き入力は、「上書き手書き」だけでなく、通常の手書き入力モードも搭載。「MENU」キーをタップし、「手書き」を選択すると、画面下部に手書きスペースが表れる。

メニューではQWERTYキーへの切り替えや定型文の入力も行える(写真=左)。手書きしてからテキストに変換するまでのタイムラグはほとんど感じない(写真=右)

定型文には「インターネット」「ビジネス」「プライベート」で頻繁に使いそうなものがあらかじめ用意されている

 ARROWSシリーズのスマホは、キーボードのデザイン変更に関する自由度も高い。デザインを変更できるのはもちろん、自分で撮影した写真などをキーボードに使用することもできる。文字の見やすさを意識した写真選びはやや難しいものの、スマホにオリジナリティを出したいユーザーにはうれしい機能といえる。

メニューで「テーマ切り替え」を選択し、好きなデザインを選ぼう(写真=左)。デザインの選択画面で右にスクロールして「編集」を選択。背景画像や文字の色などを自由にカスタマイズできる(写真=右)

「Simeji」などの日本語入力ソフトを使うことなく、自由度の高いキーボードデザインを選べる

 また、ATOKならではの機能は利便性も高い。なかでも、Windows/Mac版ATOKで登録した単語を共有できる点は要注目。さらに、ATOKアプリユーザーにはおなじみの「ジェスチャー入力」にも対応している。

PCに登録している単語をクラウド経由でスマホでも利用できるのは、Google日本語入力にはない魅力(写真=左)。日本語指でタッチした部分から入力候補が花弁状に表示されるジェスチャー入力を使える。設定を変更するにはキーボードのメニュー→「設定」→「テンキーの設定」→「入力方式」の順に進む(写真=右)
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