Android版「Google 日本語入力」がアップデート――マテリアルデザイン対応ほか
Android版「Google 日本語入力」がアップデート。Android 5.0(Lollipop)への対応を進め、マテリアルデザインのキーボードテーマを追加している。
Googleは、Android版「Google 日本語入力」を11月6日にアップデートした。
これより、Android 5.0(Lollipop)で取り入れた「マテリアルデザイン」対応のキーボードテーマを選べるようになる。アイコン上の文字も「Noto」「Roboto」フォントで一新し、記号入力画面に数字キーボードも追加している。
フリック入力有効時には、アルファベット入力では下フリックで数字入力、ひらがな入力時は開き括弧、閉じ括弧、波ダッシュ、三点リーダーが入力できるようになった。さらにQWERTY配列での入力時に、最上段の上フリックで数字入力、アルファベット入力では下フリックで大文字が入力可能となった。
ハードウェアキーボード用に新しい候補ウィンドウに加え、入力方法切り替えキーを導入。顔文字の拡充や音声入力の起動ボタン表示、エンターキーの長押しによる絵文字入力のショートカットも搭載。Android 4.1 (Jelly Bean) 以降にはBluetoothやUSBで日本語キーボードを接続した際に利用するレイアウト情報を用意した。
このほか、中国語 (簡体、繁体) と韓国語による設定画面の表示対応、タブレット向けのサイズ調整、32bit MIPS アーキテクチャ、ARM 64bit アーキテクチャのサポートも開始。SDカードなど、外部ストレージにあるファイルからユーザー辞書をインポートできなかった問題を修正している。
今回のアップデートは、Android 4.0 (Ice Cream Sandwitch)以降で動作する。
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