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MWC 2015で見つけたウェアラブル端末を総チェック!Mobile World Congress 2015(2/2 ページ)

「MWC 2015」の会場には今年もさまざまな最新ウェアラブル端末が集まった。日本上陸が期待されているあのモデルはもちろん、ちょっと変わった世界のスマートウォッチ&活動量計をチェックした。

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MWCの会場で見かけた世界のスマートウォッチ&活動量計をチェック!

 世界では今どんなデバイスが登場しているのだろうか。ここでは国内発売の有無に関係なく、展示されていたウェアラブル端末を見てみよう。

 グローバルでも全体的な傾向は、スポーツバンドタイプの活動量計より時計型が多い印象。子供向けはGPS対応が主流だ。デザインもポップなスクエアが多く、雰囲気は似ている。時計らしいファッショナブルな高級腕時計型のスマートウォッチも存在感を示しており、所有欲を満たす時計らしさが求められているように感じられた。

ALCATEL「ALCATEL One touch watch」

 ALCATELはファッション性に富んだデザインのデバイスを展示。One touchブランドの「watch」は時計型の活動量計で、歩数、消費カロリー、睡眠の測定、心拍測定が可能なほか、スマートフォンのカメラのリモート操作や音楽再生もできるという。

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デザインが豊富だったALCATEL One touch watch(写真=左)。バンドの先端がUSB端子になっている(写真=右)

b-on「amigo」

 b-onは子供用のスマートウォッチ「amigo」を展示。GPSとGSMを内蔵しており、親のアプリ上で子供の位置が分かるほか、チャットの機能を備え、ボイスメッセージも送れる。歩数と消費カロリーから子供の活動量も測定でき、1日の行動量が可視化されるという。2016年5月発売予定で価格は149ユーロから。

子供向けのスマートウォッチ「amigo」。子供の居場所がすぐ把握できる

COGITO「THE CLASSIC」

 お馴染みのCOGITOでは、着信、メールの着信、カレンダー、スマートフォンのバッテリー残量が分かるCOGITOの「THE CLASSIC」を出展。最大100メートルの防水性能も備えたデバイスだ。


COGITO「THE CLASSIC」

エレコム「Activity Meter」

 エレコムは「Wristband Activity Meter」のモックを展示していた。電話、メール、SMSなどの通知が可能な活動量計。48.99USドルで発売予定だという。


「Wristband Activity Meter」

Telefonica「FiLIP」

 Telefonicaは子供向けスマートウォッチ「FiLIP」を展示。ちょっと大ぶりだが男の子が好きそうなデザインだ。通話が可能で、子供の居場所が分かる機能を搭載する。


Telefonicaの子供向けスマートウォッチ「FiLIP」

ちょっと大きいが男の子が好きそうなデザイン

通話機能も搭載

子供の居場所も把握できる

Fitbit

 活動量計でおなじみのFitbitは、同社の「Fitbit zip」「one」「flex」「charge」「charge HR」「surge」を展示。ただし、Charge以降の端末はモックの展示にとどまっていた。


Fitbitシリーズを一通り展示

最新モデルのsurgeもあったが、モックのみとなっていた

GARMIN

 GARMINも発売中のモデルを一通り展示していた。


現行製品が一堂に会したGARMINブース

MARTIAN「GUESS」

 エレガントなスマートウォッチを得意とするMARTIANの最新モデル「GUESS」。テキストメッセージ、着信、ボイスコマンド、カメラや音楽のコントロール等が可能。バイブ機能も備える。349~395USドルで10月から発売予定とのこと。


MARTIANの「GUESS」

HTC「Grip」

 箱の中に厳重に収められていたHTCの「Grip」のモック。1.8型のディスプレイをに、GPS、ジャイロ、コンパス、アンビエントライト、センサーハブを備える。バッテリーは100mAh。2015年4月に発売予定だという


HTCの「Grip」

Lenovo「VIBE Band VB10」

 Lenovoは1.43型E Inkディスプレイ(296×128ピクセル)を搭載した「VIBE Band VB10」を展示していた。重さは約30グラムで、歩数、消費カロリー、距離、睡眠を測定するほか、着信、SMS、SNSの通知機能を持つ。防水性能はIPX7、バッテリー持続時間は7日間。Android 4.4以降の端末と組み合わせて利用する。

1.43型のE Inkディスプレイを搭載する「VIBE Band VB10」

MOVTEK「MK KIDS/MK SENIOR」

 「MK KIDS」は中MOVTEKによる子供向けのウェアラブルデバイス。Android 2.2またはiOS 5以降の端末と連携する。通話機能のほか、子供の居場所と活動量が把握できるという。バッテリー持ちは7日間。またシニア向けの「MK SENIOR」もラインアップしていた。こちらは心拍や体温の測定機能も備える。バッテリー持ちは同じく7日間とのこと。


子供向けの「MK KIDS」

シニア向けの「MK SENIOR」

MK SENIORの心拍センサー

My KRONOZの“SUMMER 2015 COLLECTION”

 多彩な切り口で活動量計を展開するMy KRONOZは、「ZeFit」「ZeCircle」「ZeBracelet」「ZeWatch」「ZeSplash」「ZeClock」「ZeTel」「ZePhone」の8機種を展示。中でもZeFitはiPhoneやAndroid端末だけでなく、Windows Phoneもサポートする。


ZeFitなど8機種を展示したMy KRONOZ

「ZeFit」はiPhoneやAndroid端末だけでなく、Windows Phoneもサポート

Pebble

 Pebbleは「Pebble DISTINCTIVE」と「Pebble STEAL MORE DISTINCTIVE」を展示。ブースには実働品がなかったが、熱烈なファンが駆けつけていた。


Pebble DISTINCTIVEとPebble STEAL MORE DISTINCTIVE

モックアップだが腕に装着して試すことができた

SK Telecom「T Kids Phone Joon」

 韓SK Telecomブースで展示されていた子供向けのデバイス「T Kids Phone Joon」。通話のほか、居場所と活動量が分かり、72時間の連続トラッキングが可能だという。本体部分を取り出すと首から提げることもできる。


子供向けの「T Kids Phone Joon」

本体部分を外して首から提げることも

 活動量計の「Smart[Band]」は、睡眠を含む活動量の測定のほか、カメラのセルフシャッター機能などを持つデバイス。同じデバイスを持つ相手にハートマークを送信する機能も備える。充電器にセットすると置き時計風になり、ベッドサイドに似合いそうだ。


活動量計の「Smart[Band]」

「Smart[Band]」は充電器にセットすると、置き時計風になる

OAXIS「STAR.21」

 ジュエリー風の輝きが特徴的なOAXISの活動量計「STAR.21」。歩数、消費カロリー、睡眠を測定でき、目覚まし機能も備える。50mAhのバッテリーで約15日間作動するという。


ジュエリー風の輝きを放つ「STAR.21」

50mAhのバッテリーで約15日間作動するという

Watchdata「Sharkey」

 中WatchdataはNFC対応で決済機能を持つ「Sharkey」を展示。価格は70ドル。専用機に端末をかざすと支払いができ、交通機関などで便利に使えるという。


「Sharkey」

NFC決済も可能だ

ZTE「Venus Business intelligence Watch」

 ZTEはシンプルな時計型の活動量計「Venus Business intelligence Watch」を出展。歩数、カロリー、睡眠の測定が可能。このほかにもGPSを内蔵したスポーツタイプの時計型デバイスなども展示していた。


腕時計にしか見えない「Venus Business intelligence Watch」

こんなものも!? 変わり種ウェアラブル

Polaroid「Cube Lifestyle Action Camera」


Polaroidの「Cube Lifestyle Action Camera」

 Polaroidのブースで最新のウェアラブル製品を探していると伝えたところ、紹介されたのがこちらの「Cube Lifestyle Action Camera」。縦横35ミリで、広角124度をカバーした最長90分のHDビデオが撮影できる。手のひらサイズなので、首から提げたり、防水ケースに入れて水中撮影するなど、幅広い利用シーンが特徴だ。


撮影シーンを広げる多彩なオプション品も特徴

hubble「SCOUT 5000/SCOUT 2500」


大型犬用の「SCOUT 5000」

 変わり種の最後は、ペット用のウェアラブルデバイス。こちらは大型犬用でカメラとGPSを搭載した「SCOUT 5000」。ペットの活動量の測定に加え、居場所がGPSで把握できるほか、ビデオのリモート撮影も可能だという。小型犬用で体温や活動量が測定できる「SCOUT 2500」もあった。


「SCOUT 5000」はスマホから搭載カメラの撮影もできる

小型犬用のウェアラブルデバイス「SCOUT 2500」。体温や活動量の測定が可能
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