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ライカ品質のカメラがさらに進化 「HUAWEI P10/P10 Plus」発表会で分かったことMobile World Congress 2017(1/3 ページ)

Huaweiの新スマートフォン「HUAWEI P10」と「HUAWEI P10 Plus」が発表された。26日に行われたプレスカンファレンスの中でも、特に注目度が高かった。発表会の様子とファーストインプレッションをお届けする。

 Huaweiは、2月27日からスペイン・バルセロナで開催される「Mobile World Congress 2017」に先駆けて、26日にプレスカンファレンスを開催。新モデル「HUAWEI P10」と「HUAWEI P10 Plus」を発表した。ドイツの老舗カメラメーカー・ライカと共同開発したことで世界的に人気を集めたHUAWEI P9/P9 Plusの後継モデルということもあり、発表会場には多くのジャーナリスト、メディア関係者が殺到。事前登録をしていながら、満員で入場できない人も発生するという事態になった。この日は、他にもLG、ZTE、Samsung Electronics、Motorolaがカンファレンスを開催したが、Huaweiが最も注目を集めたと言って差し支えないだろう。


CEOのリチャード・ユー氏が登壇し、Pシリーズの系譜を紹介

最新のHUAWEI P10/P10 Plusを発表

Huaweiのプレスカンファレンスが開催された会場

PANTONEとコラボしたカラーもラインアップ

 「HUAWEI P10」は、日本でも発売された「HUAWEI P9」の後継モデルで、5.2型のフルHDディスプレイを搭載。カメラが進化し、メモリが4GBになるなど基本性能の向上が図られているが、手にした印象はP9に近く、P9の正常進化モデルと呼んでいいだろう。

 「HUAWEI P10 Plus」は、日本では発売されなかった大画面モデルHUAWEI P9 Plusの後継モデルだ。画面サイズは前モデルと同じ5.5型だが、解像度はフルHDから2K(1440×2560ピクセル)に大きく向上。狭額縁で2.5Dガラスを用いるなど、大画面と持ちやすさを兼ね備えたデザインになっている。

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P10は5.2型ディスプレイ、P10 Plusは5.5型ディスプレイ

P10 Plusは2.5DのGorilla Glass 5を用い、強度と狭額縁を両立

同じ5.5型のiPhone 7 Plusよりも大容量の電池を搭載しつつ、コンパクト

 発表会に登壇したCEOのリチャード・ユー氏が、真っ先に訴求したのはデザインだ。カラーバリエーションは全8色で、フラグシップに位置付けられるモデルが、ここまで多色展開となるのは珍しい。また、色にとって背面パネルやエッジ部の処理が異なる。Dazzling Gold、Dazzling Blueには、ヘアラインよりも細かい研磨処理を施し、美しい光沢を生み出している。Ceramic Whiteも、高級な陶器のような無垢(むく)で光沢のある白で、色に引かれて購入を決める人もいそうだ。


全8色のラインアップ

ボディーカラーに合わせたテーマも用意

Dazzling Blueの背面

Ceramic Whiteの背面

 PANTONEのコラボレーションによる色もラインアップに加えている。PANTONEが“2017年の色”に指定している「Greenery」という淡いグリーンと、先述の「Dazzling Blue」がPANTONEとのコラボカラーだ。発表会では、PANTONEのエグェクティブ・ディレクター、Leatrice Eiseman氏が登壇し、それぞれの色が持つイメージから、ファッションシーンでの使われ方などについて熱弁を奮った。


PANTONEカラーの説明に、それなりの時間を使い、新モデルにおける色の重要性をアピール

Greeneryの正面

Greeneryの背面

右側面に電源キーと音量キー

左側面にSIMスロット

USBはType-Cで、イヤフォンジャックも下部にある

指紋センサーはディスプレイ下に

 従来のP9/P9 Plusでは背面にあった指紋センサーは、ディスプレイの下に移された。ガラスパネルと一体化し、微かにくぼんだ仕様で「Smart Touch」と呼ぶ。だだロックを解除するだけでなく、ナビゲーションキーとしても使えるように進化していた。例えば、軽くタップすると「戻る」操作ができ、長押しでホーム画面に戻り、左右にスワイプして起動中のアプリを表示するといった具合。ただし、これをオフして、従来通り、画面の下に表示されるナビゲーションキーをタップして操作することも可能だ。


指紋センサーは「Smart Touch」に進化

Smart Touchは画面の下に搭載。設定によっては多機能なホームボタンのように使える
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