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auで下り最大590Mbpsの通信が可能に LTEとWiMAX 2+のキャリアアグリゲーションで
KDDIが5月16日から下り最大590Mbpsの通信サービスを提供する。4G LTEとWiMAX 2+のキャリアアグリゲーションによって実現。まずはWi-Fiルーターから対応する。
KDDIと沖縄セルラーは、5月16日から下り最大590Mbpsの高速データ通信サービスを東京都、愛知県、大阪府の一部エリアから順次開始する。詳細な対象エリアは、準備が整い次第、auのWebサイトで公開する。
4G LTE(2GHz帯)の150MbpsとWiMAX 2+の440Mbpsのネットワークを組み合わせる「キャリアアグリゲーション」を活用することで、下り最大590Mbpsを実現する。WiMAX 2+の下り最大440Mbpsは、基地局と端末に4本ずつのアンテナを搭載する「4×4 MIMO」と、キャリアアグリゲーションによって実現している。
16日から配信するソフトウェアアップデートにより、WiMAX 2+対応ルーター「Speed Wi-Fi NEXT W04」で、下り最大590Mbpsの通信が利用可能になる(それまではWiMAX 2+の下り最大440Mbpsが最速値)。
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また、今後発売される予定のauスマートフォンでは、通信環境に応じてWiMAX 2+(440Mbps)から4G LTE(150Mbps)という順番か、4G LTE(150Mbps)からWiMAX 2+(440Mbps)という順番で自動接続することで、下り最大590Mbpsのデータ通信が可能になる。
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UQ WiMAX 2+ | キャリアアグリゲーション | ルータ | Speed Wi-Fi NEXT | MIMO(Multiple Input Multiple Output)
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