ドコモ、IoT向けの新料金プランと低消費電力技術を提供
NTTドコモは、IoT向けの新料金プラン「IoTプラン」「IoTプランHS」と、IoT通信機器の消費電力を約5分の1に低減するeDRX技術を10月2日から提供開始する。
NTTドコモは、IoT向けの新料金プラン「IoTプラン」「IoTプランHS」と、IoT通信機器の消費電力を約5分の1に低減するeDRX技術を10月2日から提供開始する。
IoT向けの新料金プランは、センサーを使った計測結果取得など小容量データ利用を想定した低速利用向けの「IoTプラン」と、画像監視やIoTゲートウェイ装置など大容量データ利用を想定した高速利用向けの「IoTプランHSTM」の2種類。料金は1回線あたり月額400円(税別)から。
対象端末は、ドコモ「LTEユビキタスモジュール」やドコモが定める各メーカー提供の利用可能端末となっている。これに伴い、2015年9月から提供してきた「LTEユビキタスプラン」については2018年1月31日で新規受付を終了する。
同じく10月2日から提供開始される「eDRX(extended Discontinuous Reception)」は、IoT向け通信技術LPWA(Low Power Wide Area)の1つ。LTE標準規格のCat.1や、今後商用化を予定しているLTE-M、NB-IoTなどと組み合わせると、IoT通信機器の消費電力を従来と比べて約5分の1に低減できる。
また、2017年内に提供開始を予定している「ドコモUIM(M2M)バージョン6」を組み合わせて使用すると、消費電力を約10分の1にまで低減できるという。対応ネットワークはLTEで、提供エリアは東京都市部から展開を開始し、2017年度末に全国のLTEエリアで提供開始予定。
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