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ドコモの「ドコッチサービス」が2019年3月末で終了 一部機能はサービス終了後も利用可能

ドコモの子供向けウェアラブルデバイス「ドコッチ 01」向けのサービスが、2019年3月31日をもって終了する。「居場所確認」など、一部の機能はサービス提供終了後も引き続き利用できる。

 NTTドコモは3月31日、子供向けウェアラブルデバイス「ドコッチ 01」の新規販売と同デバイス向けの「ドコッチサービス」(月額280円)の新規受け付けを終了する。サービス自体も2019年3月31日をもって終了する。一部機能については、サービス終了後も継続して利用できる。


3月31日をもって新規販売を終了する「ドコッチ 01」(ホワイト)

 ドコッチ 01は単体でFOMA(W-CDMA)通信可能なHuawei製のウェアラブルデバイス。子供の見守りに特化した端末で、定型文ながらSMSの送信も可能だ。

 ドコッチサービスの終了に伴い、以下の機能が利用できなくなる。

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  • 状態モニター(活動状態や周辺温度・湿度の取得)
  • SOS通知

 一方、以下の機能についてはサービス終了後も引き続き利用できる。

  • 端末の時計・アラーム機能
  • 「イマドコサーチ」を利用した居場所確認(位置検索)
  • SMSの送受信
  • みまもりアラート(Bluetoothを使った近接確認機能)

サービス終了は「ニーズや市場環境を踏まえた結果」

 NTTドコモ広報部によると、ドコッチサービスの契約者数は2018年1月末現在で約5600。未就学児(小学生未満)の見守り用途を中心に一定の需要があったようだ。

 今回のサービス終了は、ニーズの広がりが限定的であったことと、市場環境の変化を踏まえたものだという。競合他社からより多機能な同種のデバイスが登場したことも影響したものと思われる。


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