FREETELの新スマホが2月発売 デュアルカメラの「REI 2 Dual」と1万円台の「Priori 5」【更新】
MAYA SYSTEMが、FREETELブランドの新スマホを発表。ミッドレンジの「REI 2 Dual」とローエンドの「Priori 5」というラインアップ。直販サイトや全国の家電量販店で発売する。
プラスワン・マーケティングから端末事業を譲受したMAYA SYSTEMが2月9日、「FREETEL」ブランドの新たなスマートフォン「REI 2 Dual」と「Priori 5」を発表。REI 2 Dualは2月16日、Priori 5は2月23日に直販サイトと全国の家電量販店で発売する。9日から予約を受け付け中。価格(税別)はREI 2 Dualが3万6800円、Priori 5が1万6800円。MVNOからの販売は現時点では決まっていない。
2機種とも、ハードからソフトまで、事業譲渡前のプラスワン・マーケティング時代から、全て自社で設計しているのが特徴(これまでは、海外のODMで作られたベースモデルが存在した)。
REI 2 Dual
REI 2 Dualは、2016年5月に発売した「REI」の後継機となるミッドレンジのスマートフォン。ボディーはより丸みを帯びた他、プロセッサはMediaTek製品ではなくQualcommのSnapdragon 625を採用した。ディスプレイは5.5型のフルHD(1080×1920ピクセル)液晶を搭載する。
背面にはカーブの掛かった3Dガラスを採用して持ちやすさにも配慮した。カラーはブラック、ブルー、ホワイトの3色。OSはAndroid 7.1.1だが、現時点で8.0へのバージョンアップは予定していないとのこと。
カメラはソニーのセンサーを活用したデュアル仕様に進化。どちらも画素数は有効約1300万で、カラーセンサーとモノクロセンサーで構成される。カラーセンサーが記録した画像と、モノクロセンサーが捉えたディテール画像を合成することで、鮮やかな撮影が可能としている。被写体の背景をぼかしたり、撮影後にピントを変更したりできる。
インカメラは有効約1600万と高画素なものを搭載。化粧をしている顔でも厚塗りにならず、より自然な美顔になるよう加工できる「ナチュラル美顔」モードを利用でき、ビューティーレベルを6段階(レベル0~5)から設定できる。
従来機種に搭載していた独自の「FREETEL UI」は継承し、「3.0」にバージョンアップ。画面下部から上にスワイプをして各種ショートカットを呼び出せる「スワイプアップランチャー」や、画面上にショートカットを配置する「イージーアクセス」を利用できる。この他、画面を縮小して片手で操作しやすくする「親指モード」や、文字やアイコンを見やすくする「らくらくモード」、連絡先やアプリを制限する「安全キッズモード」を新たに用意した。
メインメモリは4GB、内蔵ストレージは64GBで、3300mAhのバッテリーを搭載する。国内の通信はNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの3キャリアに対応し、au VoLTEも利用できる。通信速度は下り最大300Mbps。SIMカードはnanoSIMを2枚使える構成でDSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)にも対応するが、スロットの1つはmicroSDとは排他利用する(入れ替えて使う)形になる。
機種名 | REI 2 Dual |
---|---|
メーカー | MAYA SYSTEM |
OS | Android 7.1.1 |
プロセッサ | Snapdragon 625/2.0GHz 8コア |
メインメモリ | 4GB |
ストレージ | 64GB |
外部メモリ | microSDXC(最大256GB) |
ディスプレイ | 約5.5型フルHD TFT液晶 |
解像度 | 1080×1920ピクセル |
連続通話時間 | VoLTE:約1690分、3G:約1770分 |
連続待受時間 | LTE:約600時間、3G:約640時間 |
バッテリー容量 | 3300mAh |
アウトカメラ | 有効約1300万画素CMOS×2 |
インカメラ | 有効約1600万画素CMOS |
ボディーカラー | ブラック、ブルー、ホワイト |
サイズ | 約75(幅)×152(高さ)×7.9(奥行き)mm |
重量 | 約158g |
ネットワーク | FDD-LTE:Band 1(2100MHz)、3(1800MHz)、4(1700/2100MHz)、5(850MHz)、7(2600MHz)、8(900MHz)、12(700MHz)、17(700MHz)、18(800MHz)、19(900MHz)、20(800MHz)、26(850MHz)、26B(700MHz) TD-LTE:Band 41(2500MHz) W-CDMA:Band 1(2100MHz)、4(1700/2100MHz)、5(850MHz)、6/19(800MHz)、8(900MHz) |
Priori 5
Priori 5は、スペックを抑えたローエンドモデル。カラーはブラック1色で、7色の背面パネルが付属する。
プロセッサはQualcommのSnapdragon 210、メインメモリは2GB、内蔵ストレージは16GB。バッテリー容量は2300mAhで、取り外して交換もできる。ディスプレイは5.0型HD(720×1280ピクセル)液晶を搭載する。国内の通信はドコモとソフトバンクに対応し、DSDSもサポートする。OSはAndroid 7.1.2。
カメラはアウトが800万画素、インが500万画素。REI 2 Dualと同じく独自開発したカメラUIを採用しており、ナチュラル美顔モードも利用できる。FREETEL UIもREI 2 Dualと同じものを搭載する。
機種名 | Priori 5 |
---|---|
メーカー | MAYA SYSTEM |
OS | Android 7.1.2 |
プロセッサ | Snapdragon 210/1.1GHz 4コア |
メインメモリ | 2GB |
ストレージ | 16GB |
外部メモリ | microSDXC(最大256GB) |
ディスプレイ | 約5.0型HD TFT液晶 |
解像度 | 720×1280ピクセル |
連続通話時間 | VoLTE:約620分、3G:約890分 |
連続待受時間 | LTE:約384時間、3G:約240時間 |
バッテリー容量 | 2300mAh |
アウトカメラ | 有効約800万画素CMOS |
インカメラ | 有効約500万画素CMOS |
ボディーカラー | ブラック※7色背面カバー付属(マットブラック、パールホワイト、シャンパンゴールド、レッド、メタルグリーン、スカイブルー、ピンクゴールド) |
サイズ | 約70(幅)×140(高さ)×8.5(奥行き)mm |
重量 | 約135g |
ネットワーク | FDD-LTE:Band 1(2100MHz)、3(1800MHz)、8(900MHz)、19(900MHz) W-CDMA:Band 1(2100MHz)、5(850MHz)、6/19(800MHz)、8(900MHz) |
【訂正:2018年2月9日13時44分 初出時にREI 2 Dualのプロセッサを「Snapdragon 635」としていましたが、正しくは「Snapdragon 625」です。おわびして訂正致します】
【更新:2018年2月9日 18時15分 MAYA SYSTEMの発表内容に合わせて、「REI 2」の機種名を「REI 2 Dual」に変更しました。写真を追加し、機能の詳細を追記しました】
関連記事
緊急インタビュー MAYA SYSTEMはなぜFREETELの端末事業を引き継いだのか
FREETELブランドの新機種が約1年ぶりに登場。現在の運営元であるMAYA SYSTEMは、なぜプラスワン・マーケティングから端末事業を引き継いだのか。競合がひしめくSIMフリー市場でどのように存在感を出していくのか。プラスワンの端末事業とFREETELブランド、MAYA SYSTEMに譲渡
プラスワン・マーケティングが、FREETELの端末事業をMAYA SYSTEMに譲渡する。譲渡は1月9日に完了する。エンドユーザーへのサポート体制と販売の早期再建を目指す。FREETELの新機種に「Priori 4」登場、「KIWAMI 2」や「RAIJIN」の発売日も決定
FREETELの新スマホとして、エントリーモデルの「Priori 4」が登場。4000mAhの大容量バッテリーを搭載し、6色のバックパネルが付属する。「KIWAMI 2」と「RAIJIN」の発売日も決定した。FREETEL、スタイリッシュなAndroidスマホ「SAMURAI REI(麗)」を発売 20日から予約開始
FREETELの「SAMURAI」シリーズの第3弾が登場する。既存の「KIWAMI(極)」と「MIYABI(雅)」の中間に位置するモデルで、高級感のあるアルミボディーが特徴だ。「2017年春頃から製品ラッシュが始まります」――増田社長が語る、FREETELの逆襲
スマートフォン本体、データ通信料、5分かけ放題を含めた「スマートコミコミ」を提供するなど、MVNO事業を強化しているFREETEL。一方で2016年の端末はやや勢いが弱まった感もある。これはなぜか? 増田社長にFREETELの戦略を聞いた。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.