「INFOBAR xv」レビュー ファンは購入必至、ストレート4Gケータイの完成形だ(3/3 ページ)
au「INFOBAR」シリーズの15周年モデル「INFOBAR xv」が2018年11月29日に発売された。デザインはこれまでと同じく深澤直人氏が手掛けており、INFOBAR 2の面影を残すフレームレスタイルキーが特徴だ。デザインや使い勝手などをレビューする。
“INFOBAR難民”を救うモデルになる
INFOBAR xvは11年前に発売されたINFOBAR 2を今も愛用しているユーザーや、現在も気に入っていてデザインモデルのプロダクトを追いかけているユーザーに対するauの最大限の誠意といえるモデルだ。
というのも、KDDIは11月16日に、auの3Gネットワーク「CDMA 1X WIN」を2022年3月末に終了することを発表した。これにより、2022年以降は現在まだ利用できているINFOBAR 2の他、スマートフォンもVoLTE非対応のINFOBAR A01、INFOBAR C01、INFOBAR A02は利用できなくなる。これから先も使えるINFOBARを確保しておきたい人は、INFOBAR xvを早めに購入することをお勧めする。
デザインモデルのケータイやスマホ、その他グッズ企画を存続し続けるには、ファンの購入という積極的なアクションが必須だ。また、これまでの傾向からするとデザインモデルは他の製品と比べて短期間で市場からなくなることも多い。今回のINFOBAR xvも、欲しいなら早いうちに好みの色のモデルを購入しよう
実際のところ、今では市場の非主流となって生産台数も少ないケータイかつ、さらに買う人を選ぶデザインモデルを手に届く価格で発売するというのは、auにとってもかなり難しい試みだったのは想像に難くない。これが最後のINFOBARとなる可能性もある。今後の企画を応援する意味でも、INFOBAR xvを少しでも気に入ったなら購入してみてはいかがだろうか。
INFOBAR xvを最新の4G LTEケータイとして見た場合、キャリアメールや+メッセージ、LINEメッセージを利用でき、電話+メールを中心に使う人にとっては過不足ない製品といえる。今ケータイを求めている人は、通話や短いメッセージに素早く対応できる点を重視していると考えた場合、このストレートモデルは4Gケータイの決定版といってもいい。既にスマホを持っている人が2台目として使う分には、できればアドレス帳をGoogleと同期できればベストだった。そこはケータイなので仕方ないところだろう。
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