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2018年の世界でのアプリストア消費、1000億ドル超え──App Annie調べ
App Annieが毎年恒例のモバイルアプリに関する通年調査結果を発表した。アプリの総ダウンロード数は2年前より35%増の1940億本、ユーザーの支払い総額は75%増の1010億ドル(約11兆円)だった。
米アプリ調査会社App Annieは1月16日(現地時間)、2018年通年の世界でのモバイルアプリの動きに関する調査報告「The State of Mobile 2019」を公開したと発表した。
同社は毎年、アプリ(iOSおよびAndroid)の総ダウンロード数やユーザーがアプリに支払った総額(アプリ内購入を含む)などを2年前と比較して成長の指標にしている。2018年は、アプリの総ダウンロード数は2年前より35%増の1940億本、ユーザーの支払い総額は75%増の1010億ドル(約11兆円)だった。
アプリのダウンロードでは、中国が2年前から70%増加し、全体のほぼ50%を占めた。インドでのダウンロードが急増し、165%増だった。ダウンロードに占めるゲームの割合は35%だった。
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アプリストアでの消費には、アプリ内購入やサブスクリプションも含む。ただし、UberやAmazonなどのアプリを使ったサービスの決済は含まない。
消費でも中国が群を抜いており、総額の40%を占めた。世界全体で、ゲームが占める割合は74%だった。
日本はモバイルゲーム消費で中国、米国に次ぐ3位だった。中国は倍増しており、日本は25%増だった。
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