日本人は平均100本アプリをダウンロードし、40本使った──App Annie 2017 Retrospective
アプリ調査会社App Annieが2017年のアプリ調査報告「2017 Retrospective」を発表した。日本は中国と共に他国よりユーザーがダウンロードするアプリ数が多く、平均100本。中国はアプリ滞在時間で他国を大きく引き離した。
米アプリ調査会社App Annieは1月17日(現地時間)、2017年通年の世界でのモバイルアプリの動きに関する調査報告「2017 Retrospective Report」を公開したと発表した。
同社は毎年、アプリ(iOSおよびAndroid)の総ダウンロード数やユーザーがアプリに支払った総額(アプリ内購入を含む)などを2年前と比較して成長の指標にしている。2017年は、アプリの総ダウンロード数は2年前より60%増の1750億本、ユーザーの支払い総額は105%増(約2倍)の860億ドル(約9兆5700億円)、平均的ユーザーがアプリに滞在した時間は30%増の約43日間だった。
ユーザーが自分の端末にインストールしているアプリ数(iOS/Android)の平均は80本で、使っているのはそのうちの約40本という。日本と中国でのダウンロード本数の平均は他の国より多く、100本以上だった。使うアプリ数は他の国と同じ約40本。
アプリに費やした国別の2017年第4四半期の総時間(Android)では、日本は6位の100億時間だった。
中国は滞在時間が他国を引き離して長いだけでなく、アプリでの支払額でも群を抜いた。アプリストア、アプリ内広告、モバイル決済などで生じた金額の25%は中国市場によるものだったという。
レポートはApp Annieのサイトからダウンロードできる。
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