Huaweiの折りたたみスマホ「Mate X」開発秘話 なぜ外折り? 日本発売は?:MWC19 Barcelona(2/2 ページ)
MWC19 Barcelonaで折りたたみ型の5Gスマホ「HUAWEI Mate X」を発表したHuawei。同社はなぜ折りたたみスマホを手掛けたのか。コンシューマー ビジネス グループ CEO、リチャード・ユー氏にグループインタビューで話を聞いた。
Samsungを超える自信がある
―― Huaweiは昨年(2018年)、四半期ベースの出荷台数でAppleを抜いて2位になりました。さらに伸ばして、Samsungを抜くことも視野に入っているのでしょうか?
ユー氏 出荷台数のシェアではAppleを抜きましたが、売上額ではまだ抜いていません。Appleは平均単価が高いので、全体の売り上げではAppleが上回っています。もちろん、弊社はこれからさらに伸びていく可能性があります。Samsungを超える自信もあります。技術的に先行していますし、優れた製品を出しているので、いずれシェアも超えられると思います。
―― Huaweiはカメラ、ディスプレイでイノベーションを起こしました。その先にあるものは何でしょうか?
ユー氏 スマートフォンは、いろいろな技術が進化しています。バッテリーの持続時間や充電速度は、消費者が「もっと、もっと」と求めるものなので、それに応えていきます。さらに、プロセッサの処理能力もどんどん向上させなくてはなりません。ゲームを楽しむ人が増えているので、高解像度のコンテンツのダウンロード速度も上げていかなければなりません。既に防水は実現していますが、落としたときに画面が割れないように、耐久性の向上も課題です。
―― 日本でもMate Xを買いたいと思っている人が多いと思いますが、日本で5Gが始まったら、日本でも販売する計画はありますか?
ユー氏 もちろんです。
―― ありがとうございました。
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