調査リポート
70代のスマホ所有率がフィーチャーフォンを上回る ドコモの「モバイル社会研究所」がシニアのデバイス所有状況を調査
NTTドコモの企業内研究所が、シニアのデバイス所有状況に関するレポートを発表。2019年1月に実施した調査の結果、70代のスマホ(タブレットを含む)所有率がフィーチャーフォンのそれを上回った。60代のスマホ所有率は70%に達し、2019年はフィーチャーフォンの所有率が大幅に減少している。
NTTドコモの企業内研究所「モバイル社会研究所」は3月19日、シニアのデバイス所有状況に関するレポートを発表した。関東1都6県に住む60~79歳の男女を対象に調査を行い、506サンプルを回収している。
2019年1月に実施した調査の結果、70代のフィーチャーフォン所有率は39%となり、スマートフォン・タブレットの所有率は43%とフィーチャーフォンを上回った。一方、60代のスマートフォン所有率は70%に達し、2019年はフィーチャーフォンの所有率が大幅に減少。前年比は60代のスマートフォン所有率は+14%、70代は+12%となった。
シニアのICTデバイス保有状況を男女別で見ると、男性60代はスマートフォン所有が7割を超え、PCも所持しているのは半数。70代はスマートフォン所有・スマートフォンとパソコン所有・フィーチャーフォン所有・全て未所有が分かれる状況となった。女性は60代の半数以上がスマートフォン、70代の4割がフィーチャーフォンの単独所有であることが分かった。
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