「ゆうちょPay」5月8日に開始 まずは量販店やドラッグストアなどが対応
ゆうちょ銀行が、コード決済サービス「ゆうちょPay」を5月8日に開始する。ゆうちょ銀行の口座を持っている人が、対応店舗でスマートフォンアプリからバーコードを使って決済できる。サービス開始を記念したキャンペーンも実施する。
ゆうちょ銀行が、コード決済サービス「ゆうちょPay」を5月8日に開始する。2018年5月の発表では、サービスの開始時期を「2019年2月」としていたが、「2019年5月」に延期し、開始日が決定した形だ。
ゆうちょPayは、ゆうちょ銀行の口座を持っている人が、対応店舗でスマートフォンアプリからバーコードを使って決済できるサービス。あらかじめ登録したゆうちょ銀行口座から代金が即座に引き落とされるので、クレジットカードを登録したり、事前にチャージをしたりする必要はない。
ゆうちょPayは、GMOペイメントゲートウェイの決済システムを採用しており、同社の決済システムを採用する銀行と、決済サービスを相互に利用できる「銀行Pay」にも対応する予定。
5月8日時点で利用できる店舗は、家電量販店とドラッグストアが中心。家電量販店はヤマダ電機、マツヤデンキ、ツクモ、ベスト電器、エディオン、100満ボルト、ケーズデンキ。ドラッグストアはドラッグ・イン キムラヤ、ウエルシア、HACドラッグ、ダックス、ハッピー・ドラッグ、B.B.ON、マルエドラッグ。
2019年度上期には松屋、ミニストップ、東急ハンズ、ジョーシン、ファーストキッチン、2019年度下期以降にはポプラやスリーエイトなどが対応予定。ビックカメラ、コジマ、ソフマップは「導入に向けて検討中」としている。なお、オンラインストアではゆうちょPayは利用できない。
アプリは5月8日からダウンロード可能になる。2019年8月以降、加盟店で割引などを受けられるクーポンをアプリに配信する予定。
サービス開始を記念したキャンペーンも実施する。5月8日から2019年9月30日まで、ゆうちょPayをダウンロードして口座登録を済ませると、先着100万人に現金500円をプレゼントする。5月8日から2020年3月31日まで、ゆうちょPayの公式Twitterアカウント(@yucho_pay)をフォローして対象のツイートをリツイートすると、抽選で毎月2000人に有名アイスクリーム店や有名コーヒー店で利用できるデジタルギフトをプレゼントする。
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