レビュー

「HUAWEI Mate 30 Pro」詳細レビュー カメラは何が変わった? Mate 20 ProやP30 Proと撮り比べてみた(1/4 ページ)

Huaweiスマートフォンの最新上位モデル「HUAWEI Mate 30 Pro」を、いち早く試用する機会を得た。進化したカメラで実際に撮影した写真や動画を紹介しつつ、ファーストインプレッションをお届けしよう。日本でも、個人的には、Googleなしでも発売してほしいが……。

 9月19日にドイツ・ミュンヘンで発表された「HUAWEI Mate 30」シリーズ。その上位モデル「HUAWEI Mate 30 Pro」を、いち早く試用できる機会を得た。進化したカメラで実際に撮影した写真や動画を紹介しつつ、ファーストインプレッションをお届けしよう。

シンプルにかっこよく思えるデザイン

 Mate 30 Proの大きな特徴はデザインだ。前モデルの「HUAWEI Mate 20 Pro」もスクリーンのエッジにカーブが施されていたが、Mate 30 Proでは、真横から見てもはっきり分かるほどにディスプレイの曲げが強くなっている。手に持つと、指先は必然的に曲面に当たり、端末を滑らせて落としそうな不安は感じた。だが、実際にはスマホケースを装着して使う人が多いだろうし、その心配はないだろう。


「HUAWEI Mate 30 Pro」のディスプレイは6.53型の有機ELで、解像度は1176×2400ピクセル

左がMate 30 Proで、右がMate 20 Pro。側面のカーブがより深まった

持つと指先がスクリーンに当たるが、誤動作することはなかった

右サイドに電源キーを搭載

左サイドにはキーはない。つまり、ボリュームキーは搭載していない

音量は、画面端をダブルタップすると表示されるバーをなぞって調整する。Android標準の青いバーをなぞらずとも、側面をなぞるだけでOK

上部には赤外線センサーとセカンドマイクらしきものを搭載

底部にはUSB Type-Cポート、SIMスロット、スピーカーを備える

SIMスロットは前モデルと同じく、nanoSIMを2枚挿せるデュアルスロットで、2枚目のnanoSIMの変わりにHuawei独自の「NMカード」というメモリカードを装着することも可能

 より新しさを感じたのは背面パネル。光沢が強く、グラデーションが施され、カラーによっては指紋が付着しにくい表面処理も施されている。そこに存在感を示しているのがクアッドカメラだ。前モデルのMate 20 Proでは、四角いスペースに4つのカメラが並んでいたが、標準的なカメラを模した円形のデザインに変わった。P30 Proは、横向きに撮影する際にデジカメのように見えるデザインだが、Mate 30 Proは、横向きでも縦向きでもかっこよく見えるデザインだと思う。

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筆者が試用したSpace Silverは、見た目にはメタル感が強いが、表面はガラス。4つのカラバリの中では指紋が目立ちやすい色だと思う

よりカメラを強調するデザインに変更

左がMate 30 Proで、右がMate 20 Pro。カメラ部のデザインの変更に伴い、HUAWEIとLEICAのロゴの配置も変更された
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