“半開き”で撮れるのが便利で面白い 「Galaxy Z Flip」のカメラで遊んでみた:荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(1/2 ページ)
縦折りのスマートフォン「Galaxy Z Flip」を、いざカメラとして使ってみると面白い。今までのスマホでは撮りづらかったシーンでもZ Flipならあっさり撮れてしまう。簡単にいえば、Z Flipは半開きで撮れ! それに尽きるのである。
今までのスマホでは撮りづらかったシーンでもZ Flipならあっさり撮れちゃう。そこ、要注目ポイントだなと思ったのである。
開いたら広くなる「Galaxy Fold」か、閉じたら小さくなる「Galaxy Z Flip」か。閉じた状態でも使えるFoldか、開かないと使えないZ Flipか。個人的にはそんな感想なのだけど、いざカメラとして使って見ると、Z Flipは面白い!
今までのスマホでは撮りづらかったシーンでもZ Flipならあっさり撮れちゃう。そこ、要注目ポイントだなと思ったのである。
半開きで撮ってこそのZ Flipなのだった
簡単にいえば、Z Flipは半開きで撮れ! それに尽きるのである。
今のスマートフォンはたいていナイトモードを持っていて、そのときは「手に持ったまま動かないでください」などと言われるじゃないですか。
まあ、多少手ブレしてもちゃんと補正してくれるからいいけど、Z Flipならこうしちゃえば何の気遣いもいらないのである。
カメラを立ち上げて半開きにして、適当な角度に調整してどこか平らなとこに置くだけ。そしたらアプリの画面がすーっと切り替わって「上半分にプレビューが、下半分に操作用のボタンが」表示されるのだ。上と下をうまく使い分けてくれるのである。
後はそっとシャッターを押すだけ。
ナイトモードも手ブレの心配なし。これはよい。夜じゃなくても、テーブルの端などにちょんと置いて撮るとか、数分間動画を撮り続けるのに手持ちだとつらいとかあるけど、これを使えばめちゃ楽できるし構図も安定するのだ。
ただ、この機能を使って撮ると(当たり前だけど)写真が縦位置になっちゃうのだよね。動画は横位置で撮りたいし。
だから、思い切って「4000×4000ピクセル」くらいの正方形のイメージセンサーを搭載して、縦位置でも横位置でも自在に撮れるようにしてもらえるともっと画期的度が上がってよかったんじゃなかろうか。
特に「これはよい!」と思ったのがセルフィー。フリーハンドで撮れる。これはいい。
手をカメラの前にかざしてとるハンドシャッターを使えばもっと簡単。
ビデオチャット時も、これなら端末を固定する機材もいらないし、フリーハンドだし。腕につければそのままウルトラ警備隊が使っていたビデオシーバーだ(にしてはデカいけど)。手に持って自撮りするときも、ちょっと折った方が撮りやすいこともある。
で、インカメラでも背景をぼかすポートレートモードを使えるので、それで自撮りしてもらったのがこちら。後ろでカメラ構えている私までちゃんと認識されて、ちょっとびびった。
開いて撮るときはこんな感じになる。
ちなみにインカメラは10MP(1000万画素)で、35mm判換算で25mm相当。自分だけの顔を撮るときはそれでは広角すぎるので、デフォルトは中央部をクロップして31mm相当(画素数は650万画素相当)になる。上の例はクロップした場合だ。
もう1つ小技がある。折りたたんだ状態で側面のキーをダブルタップすると、カメラ横のカバーディスプレイを使って写真を撮れるのだ。まあこのディスプレイは小さいし横長なので全部は写らないし、ディスプレイとしてのクオリティーはそこまで高くないので、昼間の屋外だとよく見えない。でもたたんだままでも何とか撮れるのは面白い。
このカバーディスプレイは通常の写真撮影時でもオン/オフできる。オンにすると、両方のディスプレイにプレビューが表示されるのだ。
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