レビュー

望遠から超広角までトリプルカメラの画質が安定 「OPPO Find X2 Pro」で感じた“進化”荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(1/4 ページ)

トリプルカメラを持つ「OPPO Find X2 Pro」は、カメラに独特のギミックがあった前モデルから“清く正しく”進化。メインとなる広角カメラに加えて望遠、超広角を利用すれば、撮影の幅もぐんと広がる。気になるカメラ機能をチェックしてみた。


トリプルカメラのハイエンド機「OPPO Find X2 Pro」

 いやあ、清く正しく進化しましたよ、OPPOの「Find X2 Pro」。

 カメラがウニっと飛び出るギミックがなくなったのは残念ではあるけれども、トリプルカメラの写りがすごく安定して実用度がぐんと上がった感じ。

 特にどのカメラも写りがシャープでキリッとしている。画像処理のクオリティーが上がったのだろう。しかもディスプレイも鮮やかで、高精細で表示も滑らかなので、屋外でも屋内でもしっかり見えるし撮っていて気持ちいい。

advertisement

 というわけで、そのカメラ性能をチェック。

 トリプルカメラの内訳はこんな感じ。製品説明のビデオからキャプチャーしたものだ。


上から順に望遠カメラ、超広角カメラ、広角カメラ(メインカメラ)という構成だ

 実際にカメラアプリを使いつつ解説したい。

メインカメラ編:Reno 10x Zoomよりも解像感が上がっている


望遠カメラだけ四角いのがポイント。超広角カメラと広角カメラは一目で区別がつかないくらい、どちらも大きめのレンズだ

 メインカメラ(広角カメラ)は一番下、中心に近いところになる。

 1/1.4型サイズのちょっと大きめセンサー搭載で約4800万画素。手ブレ補正付きでレンズはF1.7。メインカメラだけあってセンサー性能は高い。普段は4画素を1つに使うので、標準モードでは約1200万画素だ。


カメラアプリの画面。「AIダズルカラー」はオンで撮るのが基本。「シーン」と出ているがこれは「風景」と訳すべきかと思う

2019年のモデルに比べてディテールの描写力がぐっと上がってシャキッとした仕上がりになったのはすばらしい。空の色もきれいだし

 梅雨が明けない中で何とか晴れ間を見つけて撮ったのだけど、細かいワイヤーも鉄条網もちゃんと解像しているし、色も階調もいい。約1年前に出たトリプルカメラ機「OPPO Reno 10x Zoom」に比べると、解像感がぐっと上がってシャープになっている。

 続いて、2x。2倍のレンズはないのでデジタルズームとなるが、もともとの性能が上がっているので、かなり普通に使える仕上がり。地味だけど、実用度がどんどん増すのは素晴らしい。


1xの上は2x。2x時はメインカメラのデジタルズームとなる

2倍ズーム。デジタルズームだけどそれを気にさせない映りなのがよい

 メインカメラと超広角カメラは4800万画素なので、48Mモードで撮ることもできる。


メニューから48Mモードを選ぶと高画素で撮ることができる

48Mモードで撮影

 ではメインカメラで撮ったカットを3つばかり。まずはオムライス。もちろん料理として認識。


オムライスの「黄色」を出すのが難しいのだけど、悪くない写り。もうちょっと明るく撮れてもよかったか

 HDRは自動的に働くので、こういう構図でもOKだ。


明暗差が大きな構図では自動的にHDRが働く
       | 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.