マクドナルドの「モバイルオーダー」がWebサイトから利用可能に 会員登録不要で並ばず買える:現金払いは非対応
マクドナルドがスマホアプリ限定で提供していた「モバイルオーダー」が、スマホの公式Webサイトからも利用できるようになった。会員登録は不要だが、商品代金の支払いにクレジットカードまたはApple Payに登録した決済手段が必要となる。
日本マクドナルドは9月9日15時から、全国約2800店舗で利用できる「モバイルオーダー」をスマートフォン向けの公式Webサイトからも利用できるようにすることを発表した。会員登録は不要だが、商品代金の支払いにクレジットカード(※1)またはApple Pay(iPhone/iPadのみ)が必要となる。
(※1)Visa、Mastercard、JCB、American Express、Diners Clubに対応。各ブランドのデビットカードやプリペイドカードも利用可能
注文方法
公式Webサイトからの注文は「トップページからのアクセス」と「店舗に設置されたQRコードの読み取り」のいずれかの方法で行える。トップページからアクセスした場合の手順は以下の通り。
- 公式Webサイトにアクセスする
- メニュー情報を表示して「今すぐ注文」をタップ(※2)
- 受け取る店舗を選択する(現在地から検索することも可能)
- メニューを選択する
- 商品の受け取り方法を選択(※3)
- 支払い方法を選択する(必要に応じて支払い情報も入力)
- 「注文を確定する」をタップして店舗に向かう
- 受け取り場所に出向いたら「受け取りに進む」をタップ(決済を実行)
- 調理された商品を受け取る
(※2)公式アプリをインストールしてある場合は、アプリが優先される
(※3)持ち帰りの場合は「テークアウト(カウンター受け取り)」または「パーク&ゴー(駐車場受け取り)」、店内飲食の場合は「テーブルデリバリー(客席での受け取り)」か「カウンター受け取り」を選択可能。ただし、パーク&ゴーとテーブル受け取りは一部店舗のみ対応する
店舗でQRコードを読み取る場合、QRコードを読み取ってメニュー選択を選択した後は、上記の5番以降の手順と同様となる。
先述の通り、利用に当たってアカウント登録は不要だが、アカウントを保有している場合は支払い情報の保存に対応する。
注意事項
Webサイト経由のモバイルオーダーでは、ハンバーガー類の具材を“除外”するカスタマイズができる。これは現時点においてアプリ版では非対応だ。除外できる具材は以下の通り。
- ケチャップ
- マスタード
- オニオン
- ピクルス
- ソース
- トマト
- チーズ
一方、Webサイト経由のモバイルオーダーはLINE Payのオンライン決済には対応しない。LINE Payのオンライン決済を利用したい場合は、アプリでモバイルオーダーを実行しよう。
その他9月9日現在、モバイルオーダーには以下の制約がある。
- 店舗での代金支払いは不可
- ポイントプログラム(dポイント/楽天ポイント)には非対応
- ドライブスルーでの商品受け取りは不可
- 「McCafe by Barista」商品の注文には非対応
関連記事
事前注文でサクッとテークアウト 「モバイルオーダー」主要サービスまとめ
新型コロナウイルス拡大の影響もあってか、店舗へご飯を食べに行くのを控えて、持ち帰りで利用する人も多くなってきた。そこで今回は、スマホで事前注文できる「モバイルオーダー」のサービスについてご紹介していきたい。券売機に並ばず注文できる「松屋モバイルオーダー」スタート セルフサービス店舗が対象 ポイント20%還元キャンペーンも
松屋フーズが、スマホアプリを使った「モバイルオーダー」を一部を除くセルフサービス店舗に導入した。弁当の事前注文サービスと合わせてポイント還元を受けられるようになっており、9月30日までの期間限定でポイント還元率を引き上げるキャンペーンも実施する。アプリから事前注文できる「PayPayピックアップ」、6月以降に提供
PayPayがモバイルオーダーサービス「PayPayピックアップ」を6月以降に提供する。ユーザーはPayPayアプリのトップページから「ピックアップ」を選択して事前に注文できる。加盟店向けには5月1日から申し込みを受け付ける。モバイルオーダー「利用経験あり」は15.6%、認知1位はマクドナルド MMDの調査
MMD研究所は、4月27日に「2020年4月 モバイルオーダーに関する利用動向調査」の調査結果を発表。「利用経験あり」は15.6%、仕組みやサービスを「全く知らない」は約半数となり、85.1%が「満足」と答えている。新型コロナウイルスで支払い方法に変化、現金が減りコード決済が増加 MMD調査
MMD研究所とコロプラは、4月30日に「新型コロナウイルスによる支払い方法の変化に関する調査」の結果を発表。約2割が支払い方法に変化ありと答え、うち73.6%は「現金」の利用が減った一方、「スマホ決済」の利用は増加している。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.