モバイルオーダー「利用経験あり」は15.6%、認知1位はマクドナルド MMDの調査
MMD研究所は、4月27日に「2020年4月 モバイルオーダーに関する利用動向調査」の調査結果を発表。「利用経験あり」は15.6%、仕組みやサービスを「全く知らない」は約半数となり、85.1%が「満足」と答えている。
MMD研究所は、4月27日に「2020年4月 モバイルオーダーに関する利用動向調査」の調査結果を発表した。調査対象は18歳〜69歳のスマートフォンを利用する男女5630人で、実施期間は4月7日〜4月13日。
モバイルオーダーの認知・利用状況を聞いたところ、最も多かったのは「全く知らない」で49.6%。「サービス内容は知っているが、利用したことはない」が19.3%、「現在も利用している」が13.3%となった。これをファネル分析で見てみると「認知」は50.4%、「内容理解」は39.1%、「利用経験」は15.6%となる。
モバイルオーダーを認知している2385人に、知っているサービス名を複数回答で聞いた。サービス名の認知は「マクドナルドモバイルオーダー」が55.1%、「モスのネット注文」が34.5%、「KFCネットオーダー」が28.1%となり、利用を検討していると回答した236人に検討しているサービスを複数回答で聞いたところ「マクドナルドモバイルオーダー」が43.6%、「KFCネットオーダー」が25.8%、「モスのネット注文」が19.9%となった。
モバイルオーダーサービスの利用経験がある879人に、利用したことがあるサービスについて複数回答で聞いた。その結果「マクドナルドモバイルオーダー」が36.1%、「モスのネット注文」が29.5%、「KFCネットオーダー」が25.1%となり、「その他」は12.3%で「ほっともっと」「ドミノピザ」「スシロー」が多く上がった。
続いてモバイルオーダーを現在利用していると回答した509人を抽出し、利用に関する調査を実施した。モバイルオーダーを知ったきっかけ(複数回答)は「アプリ内の案内」が36.9%、次いで「ウェブメディア」が36.7%、「SNSなどのクチコミ」が27.3%。モバイルオーダーを利用する理由を複数回答で聞いたところ「待ち時間を減らしたい」が58.2%、「列に並びたくない」が43.0%、「キャンペーンを利用したい」が36.0%となった。
モバイルオーダーを利用する際に使っている決済方法(複数回答)は「クレジットカード」が73.7%、「QRコード系決済サービス」が40.5%、「受け取り時に現金」が21.2%。モバイルオーダーの仕組みに対する満足度は「やや満足」「満足」をあわせて85.1%が満足と回答し、「やや不満」「不満」は計2.0%と不満は1割に満たなかった。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 「ほっともっと」公式アプリ登場 注文から決済まで可能
持ち帰り弁当の「Hotto Motto」を展開するプレナスは、4月1日に「ほっともっと」公式アプリをリリース。アプリから弁当の注文ができ、決済やポイントサービスにも対応する。 - 吉野家、スマホで事前注文してテークアウトできる「スマホオーダー」を開始
吉野家は2月14日、事前注文サービス「スマホオーダー」の提供を始めた。吉野家店舗のWebサイトから商品の注文が可能で、指定した時間に受け取れる。Showcase Gigのモバイルオーダープラットフォーム「O:der(オーダー)」を活用する。 - NEC、スマホで商品をスキャンできる小売業向けソリューションを提供
NECは、2月6日に小売業向けレジレスソリューション「セルフスキャンショッピング」を発表した。スマートフォンを用いて利用者が商品をスキャンすることで、従業員の業務効率化とレジ待ち時間短縮を実現する。 - レジへ寄らずに食事OK すき家が公式アプリで「モバイルオーダー」開始
すき家が公式アプリを使った「モバイルオーダー」サービスを開始。アプリから商品を選び、テーブル上のQRコードをスマートフォンのカメラで読み取ると、注文と会計が完了する。自動的にクーポンを適用する機能も実装している。 - スターバックス、レジに並ばずスマホで事前注文可能に 都内56店舗でスタート
スターバックスが、6月26日に都内56店舗で「Mobile Order & Pay(モバイルオーダー&ペイ)」を開始する。アプリを通じて注文から決済までを事前に完了し、あらかじめ指定した店舗で商品を受け取れる。26日早朝以降、スターバックスアプリをアップデートすることで利用可能になる。