まとめ

マイナポイントでどの決済サービスを選べばいい? 9月時点の追加特典まとめ(4/4 ページ)

マイナポイントでは、あらかじめ選択したキャッシュレス決済サービス1つに対して、その決済を使った場合に還元が得られるので、まずはその選択が必要となる。マイナポイントの登録に対してキャンペーンを実施しているサービスも多いため、ここでは各社のキャンペーンを紹介したい。一度選択したサービスは変更できないので、慎重に考えたい。

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Suica

 電子マネーのSuicaは、チャージ金額に対して25%分のJRE POINTを還元する。JRE POINTにSuicaを登録する必要があり、無記名のSuicaや記念Suicaは対象外だ。Suicaを登録した上でマイナポイントに登録をすれば、チャージ金額に対して還元が行われる。受け取ったポイントは買い物に使ったりSuicaにチャージしたりといった使い方ができる。


チャージで1000ポイント余計にもらえるSuica

 キャンペーンでは、マイナポイントにSuicaを登録することでJREポイントを1000ポイント追加で付与する。7~9月の間に登録すると10月上旬以降、それ以降は翌月上旬以降にポイントを付与する。

 さらにSuicaチャージにビューカードを利用して2万円以上をチャージすると抽選で2500人にJRE POINTを2000ポイント付与するキャンペーンも同時開催。ただし、ポイント付与は2021年5月中旬以降となっている。

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 JRE POINTの有効期限は2年だが、ポイントの獲得・利用で期限は延長される。

nanaco

 電子マネーnanacoは、チャージした金額に対して25%の還元を行う。付与されるのはnanacoポイントで、チャージ日の2~3日後にセンターお預かり分として付与される。獲得したnanacoポイントは残高へのチャージやポイント交換などに使える。

 9月1日から10月31日まで、マイナポイントでnanacoを選択してセブン銀行ATMからチャージした金額5000円を一口として総額1億円相当のポイントがあたるキャンペーンを実施。1等5万ポイントが775人、2等1万ポイントが1000人、3等5000ポイントが3000人、4等1000ポイントが5250人、5等775ポイントが4万人となっている。

 nanacoポイントの有効期限は4月1日から翌年3月末までに付与された場合、翌々年の3月末まで。マイナポイント事業は2021年3月31日までなので、全て2022年の3月31日が期限となる。

WAON

 電子マネーのWAONは、チャージ金額に対して25%の還元を実施。2万円チャージすると5000円分のWAONポイントが付与されるが、付与自体は10月下旬からの予定となっている。


5000WAONポイントに加えて2000ポイントが付与されるWAON

 対象となるのは通常のWAONカードに加え、イオンカード(WAON付カード)、イオン銀行キャッシュ+デビットカード、イオン銀行キャッシュカード(バンクカード)。WAONのチャージ、クレジット(デビット)カードの利用のいずれかを選択する形だ。

 キャンペーンとしては、チャージ金額の10%を追加で付与する特典を用意。マイナポイントの2万円と同じ上限なので、最大2000ポイントが付与されるため、合計では最大7000ポイントの付与となる。マイナポイントによる還元も特典ポイントも、いずれも10月末ごろからの付与予定となっている。

 なお、WAONポイントの有効期限は2年間。

三井住友カード

 クレジットカードの三井住友カードは、購入金額に対して25%のVポイントを還元する。累計金額が2万円に達したらその翌月末ごろに25%(5000ポイント)を付与。マイナポイント事業が終わって2万円に達しなかった場合は、2021年5月末ごろに、利用金額の25%分を還元する。

 対象となるカードは、Vポイントの付与対象となるVisa、Mastercardの本会員。Vポイントではなく独自ポイントを付与するAmazon MastercardやVisa LINE Payカードなどは対象外。また、付与されるポイントは「ANAカード専用のANAマイレージ移行コース」には利用できない。他にも、家族カードやiDなどの子カードも対象外。

 三井住友カードのマイナポイントへの登録は9月1日以降となる。それに合わせて、キャンペーンも9月1日以降の登録に対して行われ、抽選で100人に1万ポイントをプレゼントする。申し込み期間は9月1日から30日まで。なお、Vポイントの有効期限はプラチナが4年間、ゴールドが3年間、それ以外が2年間となっている。

楽天Edy

 電子マネーの楽天Edyは、チャージに対して25%分のマイナポイントを還元する。2万円チャージすれば5000円分のEdyとして受け取れる。リアルタイムではなく、チャージ翌月の10日に還元分のEdyが受け取れるようになる。一度に2万円分チャージをして、翌月受け取ってから使うと2万5000円分を一度に利用することは可能だ。

 キャンペーンとして、マイナポイントに登録して指定のチャージ方法で1000円以上チャージすると毎月最大2万円分のEdyがあたる5カ月連続の「楽天Edyで毎月20,000円当てちマイナ!」を実施。1等2万円分が100人、2等1万円分が150人、3等5000円分が200人、4等1000円分が500人で、さらに外れても500万円分のEdyが山分けされる(1人最大500円分)。

 指定チャージ方法は現金、クレジットカード、銀行口座からのチャージの3種類。キャンペーン参加にエントリーや支払いは不要。最低1000円のチャージを毎月すればいい。

 楽天Edyは、楽天カードからのチャージで楽天ポイントがたまる他、利用で楽天ポイントがためられるため、ポイントの2重取りができる点も特徴だ。

どの決済サービスがを選ぶべきなのか

 さまざまな決済サービスがキャンペーンを打ち出しているが、最大2500ポイントを提供するサービスがある一方、抽選で大量のポイントを提供するサービスもある。現在、キャンペーンを提供していないサービスも、今後キャンペーンを打ち出す可能性もあるので、まずはマイナンバーカードを作り、マイキーIDの作成までは登録しておいて、じっくり考えるといいだろう。

 選択するには、やはりよく使うサービスを選択する方がいい。チャージで即時還元されるサービスの場合は、一度に2万5000円分の買い物に使えるが、後日還元されるクレジットカードなどの場合、2万円の買い物をした後、5000円分の還元がされる形なので、めったに使わないサービスだと、ポイント分が無駄になってしまう可能性もある。

 また、PayPayやd払い、au PAYをはじめとして、普段からキャンペーンなどで還元をしているサービスも多い。そうしたキャンペーンと組み合わせることで、25%以上の還元を得られるチャンスがある。

 買いたいものがあって、その商品を効果的に購入するためには、その商品が売っている店で使える決済サービスを選ばなければならないし、普段の生活用品の購入で使うなら普段から使っている決済サービスがいい。2万5000円というのもそれほど高額ではなく、期間は7カ月間と長いので、日々の細かい買い物に使うのも便利だろう。

 個人的には近所にあるローソンをよく使うことから、普段の買い物をau PAYで行うのがお得になりそうだ。au PAYはチャージで即時にポイント付与され、残高にチャージされるため、au PAYプリペイドカードによってMastercard加盟店でも残高を使えるのもメリットだ。

 また、Visa LINE Payカードの3%還元も常用しており、チャージ&ペイ設定したLINE Payも間もなくプラチナランクになりそうなので、LINE Payも選択肢に入るだろう。

 このように、自分の普段の使い方を見直しつつ、お得なサービスを選択してほしい。

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