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2020年秋冬「AQUOSスマホ」の見どころ解説 「sense5G」と「sense 4」の違いはどこに?(1/2 ページ)

シャープがAQUOSスマートフォンの2020年秋冬モデルを発表した。この記事では、筆者の視点で気になるポイントをチェックする。

 既報の通り、シャープは2020年秋から順次、AQUOSスマートフォンの新モデルを投入する。いずれもミドルレンジあるいはミドルハイレンジモデルで、一部は5G(第5世代移動通信システム)にも対応する。

 この記事では、新モデルの「AQUOS zero5G basic」「AQUOS sense5G」「AQUOS sense4」「AQUOS sense4 plus」について、筆者の視点から注目すべきポイントを解説していく。

AQUOS zero5G basicは軽くない 「没入感」と「映像美」は維持

 AQUOS zero5G basicは、5G対応モデルの1つ。「AQUOS zero」「AQUOS zero2」と連なるAQUOS zeroシリーズの最新作でもある。

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AQUOS zero5G basic

 従来のAQUOS zeroシリーズは「ハイエンドなのに軽量」という特徴を持っていた。しかし、今回登場したAQUOS zero5G basicは、5G対応ではあるがプロセッサ的には「ミドルハイ」で、重量も約182gと軽くない

 この点について担当者に尋ねてみると「AQUOS zeroシリーズは画面の没入感を高めていることと、映像の美しさが特徴」とのことで、シリーズの展開的には「軽くない」モデルも想定していたようだ。

 名前にわざわざ「basic(ベーシック)」と付けていることから、今後の展開次第ではハイスペックモデル、あるいは軽さに全振りしたモデル、究極的には両者を兼ね備えたモデル……といった具合にベーシック“ではない”モデルが登場する可能性もある。

 また、リフレッシュレートの高いディスプレイを始めとして、ゲーミング利用を意識していることも既存モデルから変わりはない。ゲームアプリを安定して動作させるために放熱機構に工夫も凝らしている。


AQUOS zero5G basicは画面内指紋センサーを採用することで画面占有率を高めている。有機ELディスプレイのリフレッシュレートは120Hzと高速で、映像フレームに黒い画像を挟み込むことで疑似的に240Hz表示も実現している

放熱にも工夫を凝らすことで、ゲーム中のパフォーマンス低下を防いでいる

 また、ゲーミング用途を意識して、独立した3.5mmイヤフォンマイク端子も備えている。特に、音の遅延がスコアに影響する音楽ゲームプレーヤーにはありがたいはずだ。なお、今回発表された新モデルには全て3.5mmイヤフォンマイク端子がある

 USB Type-C端子は「DisplayPort Alternate Mode」による映像出力にも対応しており、別途ケーブルやアダプターを用意すればテレビなどにプレイ画面を映し出すことも可能だ。


独立した3.5mmイヤフォンマイク端子も備えている

USB Type-C端子は映像出力にも対応している
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