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住友商事、製造現場でローカル5Gを活用した実証実験
住友商事は、2021年1月サミットスチールの大阪工場でローカル5Gを活用した実証実験を開始。「AI解析を用いた目視検査の自動化」「高精細映像伝送による遠隔からの品質確認」を行う。
住友商事は、2021年1月からローカル5Gを活用した実証実験を開始。住友商事グローバルメタルズの子会社であるサミットスチールの大阪工場へローカル5G環境を構築して「AI解析を用いた目視検査の自動化」と「高精細映像伝送による遠隔からの品質確認」に関する実証を行う。
本実証実験は、9月16日に総務省の「地域課題解決型ローカル5G等の実現に向けた開発実証に係る工場分野におけるローカル5G等の技術的条件等に関する調査検討の請負(目視検査の自動化や遠隔からの品質確認の実現)」事業に選定されたもの。住友商事が総務省と請負契約を締結して全体の統括を担い、住友商事グローバルメタルズ、住友商事マシネックス、グレープ・ワン、地方自治体など各関係者の協力を得ながら進めていく。
本実証実験の成果は大阪市と大阪産業局の協力を得ながら、ローカル5Gを活用した課題解決を検討する地域企業向けに発信。同様の課題を抱える企業をはじめ、他の地域や分野への横展開を目指す。
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