UQ mobileの割賦契約で信用情報の登録ミス 1万2176件の与信判断に影響の可能性
UQ mobileの割賦契約で、信用情報機関に誤った情報を登録していたことが判明した。原因はUQ側システムの不具合。与信判断に影響が出た可能性がある。影響があった可能性のあるユーザーには書面で案内を送付する。
UQコミュニケーションズが、MVNOサービス「UQ mobile」にて、端末の割賦契約で、信用情報機関に誤った情報を登録していたことを9月28日に告知した。
端末を割賦契約したユーザーの契約に関する情報を、指定信用情報機関のCIC(シー・アイ・シー)に報告する際、UQ側システムの不具合により、一部ユーザーの登録情報に誤りがあったことが判明した。
端末の割賦支払いが3カ月遅れるとCIC側で「遅延」と判定されるが、UQが誤登録情報をCICに送っていたため、1~2カ月の遅れについても遅延と判定されたという。誤った情報が登録されていた期間は2018年1月~2020年9月で、誤登録は3万3172件あった。支払い遅延のないユーザーについては誤登録はなかった。
このうち、CIC加盟店から与信の照会があったのが1万2176件で、与信の判断に影響が出た可能性がある。例えば、他の割賦契約が不成立になったり、クレジットカードを作成できなかったりといったケースが想定される。ただしUQ側の誤登録が直接的な原因かどうかは判定できないこともあり、現在、補償などの措置は予定していないとのこと。
9月3日にユーザーからCICに問い合わせがあり、9月4日にUQ側で誤登録があったことが判明した。その後修正を行い、現在は正しい情報が登録されているとのこと。UQは、影響があった可能性のある1万2176ユーザーに対して書面で案内を送付して詳細を説明するとしている。
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