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iOS 14で「ウィジェット」はどう変わったのか? 使い勝手をチェック(2/2 ページ)

iOS 14では、ホーム画面にウィジェットを配置できるようになった。ウィジェットのサイズは複数選択でき、表示内容を変更できるものもある。ホーム画面に置いても、アプリの表示がくずれないようにする工夫も見られる。

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表示内容を変更できるウィジェットも

 幾つかのウィジェットには、表示内容を編集する操作が可能なものもある。筆者が確認した範囲では、「メモ」「時計」「カレンダー」「天気」に加え、複数のアプリの表示をスワイプで切り替えられる「スマートスタック」が対応していた。


「天気」アプリのウィジェットでのカスタマイズ例。長押ししたときに「ウィジェットを編集」をタップ(写真=左)。「現在地」と書かれた欄をタップ(写真=右)

ここでは、保存済みの場所だった「東京」を選択(写真=左)。これでウィジェットに東京都の天候情報が表示されるようになる(写真=右)

 ウィジェットの表示内容を編集するには、配置したウィジェット長押しして、メニューから「ウィジェットを編集」または「○○を編集」をタップしよう。

 例えば、天気のウィジェットを編集してみよう。上記の操作を行うことで、「天気予報」と書かれた画面が表示され「場所」という項目を編集できるようになる。デフォルトでは「現在地」が選択されているが、これを「東京」のような都市名などに変更できた。

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スマートスタックの表示内容から不要なものを削除するには、長押しして表示されるメニューから「スタックを編集」をタップ(写真=左)。表示内容の欄を左スワイプすると削除できる。スマートローテーションのオン・オフもこの画面で可能(写真=右)

 スマートスタックの場合には、表示するアプリも選択できる。配置したウィジェットを長押しし、「スタックを編集」をタップすると表示するアプリを選べる仕様だ。もし、iOSからのレコメンドに頼らず、常に表示するウィジェットを固定するには「スマートローテーション」のスイッチをオフにしておくとよいようだ。

 なお、スマートスタックとしてウィジェット同士を重ねたい場合には、同じサイズのウィジェット同士をドラッグアンドドロップで重ねればよいので、あわせて覚えておこう。


 ウィジェット自体はAndroidではおなじみだが、iOSでホーム画面にウィジェットを置けるのは今回が初めてなので、多くの人にとって新しい体験となるだろう。特に、大画面モデルを利用していて、ホーム画面上部のスペースなど、片手で指が届きづらい部分を有効活用できていなかった人にとっては朗報だ。どのウィジェットをどう配置したら便利になるのか、前回紹介したAppライブラリ関連の運用と合わせて、ぜひ考えてみてほしい。

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