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“顔が付いた”モトローラ「razr 5G」は楽しく撮影できるスマホだった荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(4/4 ページ)

ガラケー時代に注目を集めたRAZRのデザインコンセプトを受け継いでいる「razr 5G」。人物撮影時には画面に顔が現れるなどの面白い機能を持つ。このrazr 5Gについて、写真機能を徹底的に試してみた。

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AI機能も持っています

 最後にrazr 5Gらしい機能を幾つか。

 まずは「設定」。補助グリッドと水平マーカーは個人的には必須。構図を決められる他、カメラが気付かないうちに傾いてしまうのを防げるから。


設定画面。補助グリッドと水平マーカーはオンにしとくのがおすすめ

 AI設定の「ショット最適化」は、いわゆるAIシーン認識的なヤツで珍しくないのだけど、「スマート構図」はちょっと面白い。撮影時の傾きを補正し、三分割法に従って構図を決め直してくれるもの。シャープのAQUOSが持っている「インテリジェントフレーミング」に近い。

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左はスマート構図で修正後。右がオリジナル。オリジナルはちょっとだけに右に傾いている。テスト撮影時のカットだったのでちゃんと水平合わせていなかったのだ(だからマスクしたまま)

左はスマート構図で修正後。右がオリジナル。三分割構図に従ってトリミングされた

 もう1つは「シネマグラフ」。これも機能としては新しいわけじゃないのだけど、それっぽい作例を撮れたので。写真の一部だけが動くというもの。

シネマグラフを使って撮った動画。水車だけが回っている。GIFかMP4で出力可能

 動画は4K動画に対応。手ブレ補正もしっかり使える。

 残念だったのは、半分だけ開いた状態で使えなかったこと。Galaxyの折りたたみ式モデルはモニターを半分だけ開くと上半分がファインダーに、下半分が操作系になるので、端末をテーブルなどに置いて三脚いらずで使ったり自撮りしたりできて面白かったのだけど、razrは開くか閉じるかしかないのだ。

 そこ以外はもうかなり楽しい。サブモニターを使った撮影は楽しいし、折りたたんだときのrazrらしい流線型はポケットに収まりやすくていいのだ。


やっぱりこのたたんだ状態のデザインは秀逸で携帯性も高い
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