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Xiaomi、4000mAhバッテリーを8分でフル充電できる200W有線システム「HyperCharge」披露
Xiaomiが、4000mAhのバッテリーを有線なら8分、無線だと15分でフル充電する技術「HyperCharge」のデモ動画を披露した。デモは特殊な充電チップとバッテリーを搭載した「Mi 11 Pro」改造版で行われている。
中国Xiaomi(小米科技)は5月31日(現地時間)、有線と無線の両方の充電速度で世界新記録を達成したとして、デモ動画を公開した。4000mAhバッテリー搭載の「Mi 11 Pro」改造モデルを充電する場合、200Wの有線では8分、120Wの無線では15分でフル充電できるとしている。
Mi 11 Pro改造モデルには端末のスイッチング特性と伝導特性を改善する30V無線充電チップの改造版が搭載されている。また、バッテリーも2基内蔵することで充電速度を上げ、温度上昇を抑えている。
このデモはあくまでも技術の披露であり、これらの充電器を市販する計画などについては特に発表していない。実現には専用のケーブルや充電チップが必要だろう。ちなみにUSB規格の管轄団体USB Implementers Forum(USB-IF)は最近、USB Type-Cケーブルおよびコネクターを介して240Wの電力を供給できるようになる仕様の更新を発表した。
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Xiaomiは3月、80Wでの高速充電が可能な無線充電スタンドを発表した。このスタンドでは4000mAhのバッテリーフル充電は19分としている。
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