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iPhone版「Rakuten Link」アプリの仕様変更日が“未定”に 準備が整い次第改めて告知
当初は6月15日に行われる予定だったiPhone版「Rakuten Link」アプリの仕様変更。それが6月24日に延期され、その当日にさらなる延期が決定した。仕様変更日は、準備が整い次第改めて告知される。
楽天モバイルは6月24日、iPhone(iOS)版の「Rakuten Link」で予定していた仕様変更について、「正式な日程が決まり次第告知する」と発表した。事実上の仕様変更の延期により、当面の間はiPhoneでもAndroidスマートフォンと同様の条件で利用できることになる。
仕様変更の概要(おさらい)
楽天モバイルでは当初、6月15日からiPhone版Rakuten Linkアプリと料金の仕様を以下の通り変更する予定だった。
- Rakuten Linkアプリを使っていない電話番号とのやりとりを「電話の発信」に限定(他のやりとりはiOS標準の「電話」「メッセージ」アプリを利用)
- 海外滞在中に掛かってきたRakuten Linkアプリ以外からの電話には「着信料金」が必要に
- Rakuten Linkアプリ以外へのSMSの送信が完全有料に
従来は、全ての通話やSMSのやりとりをRakuten Linkアプリで賄えたが、仕様変更によりRakuten Linkアプリは、ほぼRakuten Linkユーザーとのやりとり専用になる。
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海外でiOS標準アプリが使えるようになり次第仕様変更か?
仕様変更後、Rakuten Linkアプリで利用できなくなるコミュニケーションはiOS標準のアプリを使って行うことになる。しかし、楽天モバイル回線には海外でiOS標準アプリを使った電話やSMSのやりとりを行えないという問題がある。
仕様変更は、この問題の解消後に実施されるものと思われる。
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